8月5日の横浜文科体育館で、清宮海斗がかねてから熱望していた武藤敬司戦が、遂に実現する事になりました。
これまで6人タッグマッチ、4人タッグマッチと対戦してきて「後はシングルしか無いだろう」と言う事で、対戦要求
これが受理された形なのですが、対決を重ねてシングル対決の機運が高まって来たから対戦決定‥…と言う訳では無いんですよね。
武藤は、まだまだ清宮を眼中に入れておらず どちらかと言えばGHCヘビー級王者の潮崎豪の方に興味があるようで、清宮の要求に関しては「しょうがねぇなぁ」と言う感じで、対戦を了承したようです。
それもその筈
清宮がベルトを持っているなら武藤にも対戦するメリットはありますが、現時点では清宮との力量差は歴然。
試合の度に、清宮を圧倒しまくっているので、今更シングルでやる意味も無いと武藤が思っていても不思議ではありません。
ただカードが正式に決定した以上は、武藤は全力で清宮の光を消しに来るだろうし、潰しに来るはずです。
若きエースとして清宮は、無様な姿を晒す訳にはいかなく 勿論勝つに越した事は無いですが、最低でも爪痕をしっかり武藤の体に刻み込まなければいけません。
仮に今回は敗れても武藤も柴らくくNOAHを主戦場にしそうなので、チャンスはまだまだあると思うので、変に気負わずにのびのびと武藤に挑んでほしいですね。
そして この対決には、世代闘争的な意味合いもあるかも知れませんが、個人的には幻となった
武藤敬司vs三沢光晴
この夢のカードを重ね合わせてしまいます。
清宮は三沢が亡くなった後に、NOAHに入門したので指導を受けた事もなければ面識すらありません。
その清宮に、三沢を重ねるのは無理があるかも知れませんが、緑を受け継ぎタイガースープレックスを受け継ぎ そして次代のNOAHを、受け継ぐのは間違いなく清宮海斗です。
だから清宮の後ろに、三沢の影が見えると言うのもあながち間違いではありません。
90年代からプロレスを見てきた物ならば誰もが何度も見た夢。
勿論 清宮は清宮で、三沢がどうとかは関係ない話ですが、圧倒的な格上の武藤に挑む図式ではなく、同じレスラーとして同じ土俵で、実現しなかった武藤と三沢が、対戦したかの様な凄い試合を期待したいのです。