1991年8月7日は、29年後の今でも続く新日本の看板シリーズ G1クライマックスが、初開催された日です。
最初に、このシリーズ名が発表された時は「何が始まるんだ?」と気になりましたが、蓋をあけてみると新日本最強を決める短期集中型のシングルリーグ戦でした。
いやぁ もうワクワクしましたよ。
現代の大人数のリーグ戦と違って 本当に少数精鋭の白星配給係の居ないリーグ戦と言うのが、G1が大ヒットした理由の一つでもあると思います。
長州力
橋本真也
蝶野正洋
クラッシャー・バンバン・ビガロ
藤波辰爾
武藤敬司
ビックバン・ベイダー
スコット・ノートン
今見てもG1に選出されたメンバーは、本当にトップ所のみで、これはワクワクするなと言うのが、無理な話です。
当時はまだ、闘魂三銃士を追いかけてた立場だったとは言え、馳浩と佐々木健介すらエントリーされなかったのだから これ程 少数精鋭と言う言葉がしっくり来るリーグ戦も例が無いでしょう。
このG1が伝説となり 今も続く大会になったのは
伏兵・蝶野の優勝
三銃士同士の決勝戦
長州がまさか全敗と
やはり意外性だらけの初回のインパクトが絶大だったのが、最大の理由でしょう。
この大会で、蝶野がまさかの優勝を果たしたのは周知の事実ですが、恐らく多くの人が、長州か藤波もしくはベイダーの優勝を予想していたと思います。
三銃士は頂点を取るには、まだまだ若かったですからね。
正直なところ蝶野は、全敗で最下位だと思ってました。
しかし伝説の始まりは、この開幕戦から。
メインイベントで、蝶野が今まで勝った事の無い長州からSTFで、初のギブアップを奪い大きなインパクトを残したのも大きかったです。
とにかく この第一回のG1は試合内容、意外性、インパクトと全てに置いて規格外だったお陰で新日本ファンの脳裏には、今でも色褪せる事なく鮮烈に記憶に残っています。
当時は、大の武藤ファンだった事もあり 蝶野が優勝した事に対して かなり不満でしたが(笑)今となっては、あの時は蝶野が優勝してくれて本当に良かったです。
これまでG1では、多くのドラマが生まれました。
それも全て蝶野が優勝し 三銃士が台頭してG1のブランドを確立したからだと思います。
偉大な先輩達が築き上げて来た道筋を現代の選手達が、同じ様に歩き歴史を作りながら そして発展させていく。
やはりプロレスとは、壮大な大河ドラマの様ですね。