今年も間もなく新日本プロレスの目玉シリーズであるG1クライマックスが開幕を目前に控えていますが、新世代対決など注目点は多い中で、やはり唯一の他団体出場であるノアの清宮海斗には、どうしても注目が集まります。
1991年に始まり、長い歴史を持つG1ですが、過去にも多くの他団体選手が参戦してきました。
新日本に乗り込んできて過酷なG1に挑んできた過去の選手たちは、どこまでの戦績を残してきたのか、今回は清宮参戦にあたりノアの選手の参戦をざっとまとめてみました。
2003年 | |
秋山準 | 準優勝 3勝1敗1分 |
2009年 | |
杉浦貴 | 3位 3勝2敗1分 |
2010年 | |
潮崎豪 | 4勝2敗1分 |
2012年 | |
丸藤正道 | 4勝3敗 |
2016年 | |
丸藤正道 | 5勝4敗 |
中嶋勝彦 | 5勝4敗 |
ノアのG1参戦は、過去に5度ありましたが、初となった2003年の秋山準の準優勝が過去最高の戦績となります。
あの時点での秋山参戦なら、秋山が全勝優勝しても全く違和感はない位の大物参戦とあって、発表と同時に大いにに話題になったものです。
その後も団体同士の関係が良好な事もあってか定期的に、ノア勢のG1参加は実現していますが、星取でこそ負け越している選手は居ないものの、決勝まで進んでいる選手も居ないのが現実。
最高では2009年の杉浦貴のブロック2位突破で、準決勝進出が最高となります。
しかし他の年で、ブロック敗退をしてしまった選手に目を向けると、決して活躍出来てない訳ではありません。
参加する選手は、必ず新日本の主力を撃破する活躍を見せているし、試合内容に関しても文句無しなんですが、特に中嶋勝彦vsマイケル・エルガンが物凄い試合だったのを覚えています。
そしてなんと言っても丸藤正道
2012年に棚橋弘至。
2016年にオカダ・カズチカ。
丸藤は参加する度に、時のIWGPヘビー級王者を破り、その後の王座挑戦に結びつけているのだから、優勝こそ出来なかったとは言え、その存在感を充分に示したと言えるでしょう。
先輩たちが敵地に乗り込み、これだけの活躍をしてきた中で、ノアの現在のエース清宮は、どこまでの結果を残せるのでしょうか?
まだまだ発展途上の清宮には、結果だけが全てではありませんが、レスラーとして何かを得た上で、ノア代表として大きな成果を上げるのではないかと思っています。
ノア全体を見てみても会社の大きさや集客では新日本に負けていても、プロレスの質でまで劣っているとは全く思いません。
そこの中心に居る清宮も然りです。
同世代の海野翔太、成田蓮、辻陽太とは比較されがちですが、実績からしても現時点では清宮が頭ひとつ飛び抜けている印象だし、彼らに全勝する事も考えられます。
ブロック最大の障壁となるIWGP王座SANADAにだって、清宮が絶対勝てない相手とは言い切れないでしょう。
もしかしたら、丸藤のように「清宮のIWGP王者喰いがあるのでは?」と密かに思っています。
今大会唯一の他団体枠の清宮には、出るからには大きなインパクトを残して欲しいし、今年のG1は清宮の活躍次第で印象も大きく変わるでしょう。
何なら清宮が優勝ってのも今後に繋がる展開としては、かなり面白いと思います。
果たして今年のG1
そして清宮のG1初参戦
どんな展開を迎えるのか!?