6月16日に行われたニュージャパンカップ一回戦
石井智宏vsエル・デスペラード
ニュージャパンカップ開幕戦のメインイベントだった一戦ですが、熱かったです。
石井は、IWGPこそ戴冠経験は無い物の
棚橋弘至 オカダ・カズチカ 内藤哲也 ジェイ・ホワイトら新日本トップ勢からシングルで、フォール勝ちを収めた事のある実力者。
正直言ってデスペラードに、勝ち目は無かったと思います。
しかし デスペラードは凄かった!
反則もほとんど無しの正攻法で、あの石井をあと一歩の所まで追い詰めたのです。
身長ではデスペラードが大きく上回るとは言っても パワーでは石井が上なのでデスペラードは正直キツかったと思います。
しかしエルボーや張り手の打ちあい
タックルの激突では、打ち勝ったりとJr.ヘビーとは思えぬ力強さも見せました。
石井の左足をあの手この手で傷めつけたり 力だけではない戦いを見せた事で、石井は普段は滅多に見せない関節技まで繰り出していきました。
これが意味する事は、デスペラードにそこまで追い込まれていたと言う事ですからね。
さすがに垂直落下式ブレーンバスターを喰らっては、万事休すですが本当にデスペラード勝ってもおかしくない展開でした。
2014年に登場した時は、そのミステリアスな風貌から かなり期待していたんですが、鈴木軍に入ってからは単なる構成員みたいな扱いだったり 2年間もNOAHに侵略に行ってたり新日本内では、あまり良い扱いを受けてたとも思えませんでした。
去年のスーパーJr.では、ウィル・オスプレイに名前を出されたり待望論も出ていたんですが、大会直前に負傷欠場となってしまい「この選手はもってないのか」と残念な気分にもなった事もあります。
しかし この日はデスペラードが遂に、そのポテンシャルを全開にした様な気がします。
鷹木信悟が持っているNEVERに興味が有ると言っていた事から 今後はヘビー級との闘いも増えるかもしれませんが、この日の石井戦を見る限りは、全く問題は無さそうです。
デスペラードが実力のある選手だと言うのは、分かっていたんですが、ここまで力負けもしないで、石井とバチバチの試合をするとは思っていませんでした。
試合後の石井が、かなり疲労困憊になっていた事から いかにデスペラードが強かったかのかが分かるでしょう。
エル・デスペラードは、完全に覚醒しました。
こうなってくるとライバルの高橋ヒロムとのIWGPJr.を巡る闘いも楽しみになってきます。
IWGPJr.ヘビー級
NEVER無差別級
デスペラードが視野に入れている この王座にデスペラードが、今後どう絡んでくるのか目が離せません。