3月1日に後楽園ホールで、22ものプロレス団体が手を取り合い、大盛況のうちに幕を閉じたオールスタージュニアフェスティバル(ASJF)
未だ余韻冷めやらぬ歴史的な大会でしたが、ASJFがプロレス界に残した物は・・・それは紛れも無く日本プロレス界の”未来”でした。
これだけ多くの団体、そして多くの選手が参加しているのだから、この大会を観た人の中には全ての選手を知っている訳ではない、もしくは試合を観た事は無い・・・こんな人は多かったと思います。
この22団体全てを普段から追いかけ、積極的に情報を常に仕入れているのは、プロレスファンと言えども少数派でしょうから、選手からすれば自分達を知らないファンに試合を観て貰えるのは、これ以上無い大きな収穫です。
その人達の目に留まれば、自分達の団体の会場に来て貰えるようになるかも知れませんからね。
そうなれば団体は潤うし、ひいては業界の発展にも繋がります。
そして今後に繋がる部分として、今大会で生まれた新たな流れも有りました。
SHOvs木髙イサミのデスマッチ?
SHOは夢の舞台であるにも関わらず、堂々と得意のトーチャーツールを使用した挙げ句に、レフェリーを観客席に投げ入れて反則負けを喫していますが、こんな事をされてはデスマッチファイターの顔も持つ木髙イサミが黙って居られる筈もなく「そんなにアイテムが使いんだったら、ハードコアでも、デスマッチでも!この俺、木髙イサミが受けてやるよ」と挑発。
これにはSHOも「やらねーよ!」と突っぱねているので、2人のデスマッチに発展する可能性は低いかも知れませんが、ここの動きにも注目です。
もしかしたら新日本のリングで、ハードコアやデスマッチが行なわれるかも知れませんね。
高橋ヒロムvsフジタ”Jr”ハヤト。
今大会の目玉の一つで、ヒロムは、ハヤトと王者トリオを組んでいますが、試合後のバックステージにて ヒロムはハヤトに対戦を直訴。
ここはお互いに、好印象を抱いていただけにハヤトにも断る理由など無く「シングルやってくれるみたいなんで、東北に呼びます」と返答。
これは、ヒロムのみちのくプロレス参戦がありそうですね。
どちらかのベルトが懸るかどうかも分からないし、シングルかもタッグかも分かりませんが、ヒロムvsハヤトはゾクゾクする対決です。
高橋ヒロムのドラゴンゲート参戦
そして大会前から散々メジャー団体と新日本ファンを煽りボイコット宣言まで飛び出していたYAMATOですが、この日ここに来たのは”悪のYAMATO”であり”良いYAMATO”は、自宅にいるそうです(笑)
提唱者ヒロムと新日本に感謝を示しつつ、ヒロムを呼びつけると「俺は今日嫌々、嫌々、このリングに上がったんだ。何故か? それは高橋ヒロム、オマエの顔を立てる為だよ。という事は分かるか? 次は高橋ヒロム、嫌々オマエがドラゴンゲートのリングに上がって、俺の顔を立てる番だ」とヒロムのドラゴンゲート参戦を要請
プロレスをやるには場所など選ばないヒロムは、二つ返事でこれを了承。
近い内にヒロムのドラゴンゲート参戦は、間違いなく有るでしょうね。
アメリカで『ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023』開催
そして第4試合終了後に、VTRで映し出されたロッキー・ロメロによる『ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023』の開催宣言。
これは嬉し過ぎますね。
今回の大会だけでもこんなに面白かったのに、またこの大会が開催されると言うだけでファンとしてはワクテカが止まりません。
しかもアメリカ開催だから、海外のJr.選手も出場するだろうから、今回に勝るとも劣らない夢の大会に、想像は膨らむばかりです。
大きな反響を呼んだASJF
その大会が残した物は、プロレス界の今後に繋がる新たなストーリー。
ファンが広い世界を見る事で、発見したまだ見ぬ選手。
新たなライバルストーリー
正しく今大会は、プロレス界に新たなる”未来”を示してくれました。
プロレスってこんな楽しいものなんだ!という事を教えてくれました。
今から第2回、3回のASJFが、楽しみでしょうがないです。
もちろん乱発は避けて欲しいですけど、こんなに夢のある大会はそうそう有る物ではないのてま、やはり数年に一度の割合でも良いので、定期的に開催はして欲しいですね。
本当に最高の大会でした!