2・18(日本時間19日)新日本プロレス米国・サンノゼ大会で行われたIWGP世界ヘビー級選手権は、オカダ・カズチカが棚橋弘至の挑戦を退け、見事に2度目の防衛に成功。
21日に控える清宮海斗戦に、弾みをつけました。
かつての新日本の黄金カードと言われた一戦も 最近では頻度も少ないし棚橋がやや後退している現状では、新鮮な感もあります。
しかし そこは何度も激闘を繰り広げてきた2人だけに、例え舞台がアメリカであろうと、そのクオリティは変わる事はありませんでした。
確かに身体中に負傷を抱えた現在の棚橋では、全盛期に比べて動きでは劣りますが、その分 積み重ねてきた経験があります。 その点では決してオカダに引けを取らない部分。
レベルの高い読みの応酬となった試合は、終盤にハイフライフロー2連弾を浴びそうになったオカダが、剣山で迎撃。 しかし棚橋もレインメーカーを首固めで切り返すなど負けていません。
一進一退の攻防でしたが、最後は”現在進行形の新日本の力”とも言うべきか、延髄蹴り、変型エメラルドフロウジョン、そしてレインメーカーのフルコースで遂に棚橋を沈めました。
かつて抗争を繰り広げていた時には、無かった技の連発から流れを掴み必殺レインメーカーで勝利というのは、2人の対戦の空白期間のオカダの”進化”が明暗を分けたという事でしょうか?
オカダは文句無しの完勝で、アメリカにも新日本プロレスの”現在”を見せつけました。
さぁ これで次にオカダを待ち受けるのは、2・21東京ドームでの清宮海斗!
この棚橋との防衛戦に関しては、個人的に棚橋推しなので、棚橋に王座奪取して欲しかった思いはありますが、今回に限っては、世紀の大一番直前にオカダがベルトを落としたとあっては、清宮戦の価値が落ちてしまうので、今回ばかりはオカダ勝利で良かったです。
タイトルマッチではないとは言え、新日本とノアの王者同士の対決は史上初なので、それだけでも物凄いこと。
それだけに、やはり王者対決を望んでいる人が殆どでしょうからね。
今回 王者として清宮戦を迎えるに当たって、何がなんでも負けられない一戦という事になりましたが、それはGHC王者の清宮も同じ事なので、団体の威信をかけた試合は凄まじい闘いになるでしょうね。
これまでの2人の防衛戦を見ていると、この2人が闘えば素晴らしい試合になるのは当たり前。
その上で顔面蹴激に始まった両者の遺恨が、どんな形で試合に影響するのかが楽しみです。
良い試合は当然
歴史に残る試合を期待します!!