オカダ・カズチカvs清宮海斗
ノアの東京ドームで組まれた 新日本プロレスとノアの両団体のエース対決は、あの「顔面蹴り」から大きな因縁を生み、大きな話題にもなってきました。
カード発表された後も「顔面を蹴れば挑戦できる」という安易なやり方と、会社の一方的な発表に納得いかないオカダは、これを受ける気などサラサラ無く ノアが美味しい思いをするだけの東京ドーム参戦に関しては、ボイコット宣言をして いま清宮と戦う気などない事も強調してきていました。
まぁこれに関しては「オカダが逃げた」と取るか「オカダ正論」と取るかは、見ている人によって意見が別れる所だと思いますが、数年前からオカダの名前を出して、ずっと追いかけてきたオカダとのシングルマッチが、遂に実現しそうなのに、清宮としてはここは何がなんでも オカダを逃がしたくは無い筈。
SNSなどでもボイコット宣言をするオカダに対して「小さい事言うなよ」など挑発を繰り返していましたが、清宮からすればこれは当然の行為でしょうね。
あの時に顔面を蹴り上げる事で、オカダを怒らせ 自分に目を向けさせてから「ビビッてんならとっと帰れ!」とまで言い放ったのだから、オカダ戦に関しては、もう形振り構っていられないし、バッシングや批判も全て覚悟の上での行動だった筈です。
あそこまでやった以上は、あのままオカダが対戦を受託するまで、挑発を繰り返す物だとばかり思っていました。
しかし まさかの意外な展開
昨年の対抗戦でオカダに敗れ、悔し涙を流しながら、武藤敬司に肩を抱かれながら退場するシーンの写真と共に
「オカダさん、ゴールの無いマラソンを俺と一緒に走ってください。」とコメント。
あれ?清宮どうしちゃったの?
今まで”オカダ”と呼び捨てにして挑発的な行動と言動をしていたのに、ここでまさかの”オカダさん”とは・・
いや・・・清宮が普段は、礼儀正しい好青年なのは知っていますが、対オカダに関しては別だった筈。
何で急に下手に出ちゃったのかな?
一度あそこまでやってしまったのだったら、最後まであの態度で貫くべきだったのでは無いでしょうか?
この180°の方向転換は、どうしてもブレブレな感は否めません。
あの時は清宮も無視されてカッとなったのかも知れませんが、最初から挑発的な態度をしないで、今回の様な態度で対戦を迫っていれば、特に問題もなかったんですけどね。
オカダがなかなか対戦を受託しないので、作戦変更でもしたのか?
時間が経った事で、少し冷静になれたのか?
それとも たっぷりの皮肉を込めて敢えて”オカダさん”と呼んだのか?
それだったら逆に、大した物です。
何にせよ、一度あそこまでやったのなら、中途半端にここで普段の好青年に戻らずに、あの感じで押し通して欲しかった・・と言うのが本音ですかね。
ただ武藤との写真と共に、武藤のあの名言「ゴールのないマラソン」を流用してきたのは、清宮のコメント力というかセンスを感じました。
果たして 今回の路線変更?が功を奏してオカダvs清宮は、実現するのか?
オカダは振り向くのか!?