2023年も2月に入り、新日本プロレスの契約更改の時期も終わり、毎年この時期はヤキモキしてた人も多いと思いますが、今年は「やっぱり・・」と言うべきか、新日本公式から正式なアナウンスがありました。
契約期間満了により1月31日付で、飯伏幸太 新日本プロレス退団。
まぁ これは納得というか、残留して欲しいとは思いながらも こうなる事は殆どの人が予想していたでしょう。
昨年からSNSで続いていた飯伏の会社批判は、尋常じゃない物がありましたが、そもそもの原因となったのは飯伏が新日本に無断で、他団体に登場した事が原因なのですが、そこからが泥沼でした。
新日本のマッチメイカーによる飯伏へのパワハラ、独断でのクビ宣告
飯伏は、やりとりの一部始終をSNSで公開。 SNS上で執拗なまでの会社批判。
この件に関しては、会社も記者会見を開き、減俸や異動などで、双方を処分する事で、和解はしたとの事でしたが、飯伏は「大事な事は何も話していない」と納得はしていなかったようでした。
飯伏の母親の自殺未遂
新日本が母に対する遠隔殺人
そして裁判
出来ればプロレスでは、聞きたくなかった言葉も飯伏の口から飛び出しましたが、母親の件に関しては、飯伏本人からの内容のハッキリしない一方的なツイートがあっただけなので、真相については正直分かりません。(弁護士に口止めされているのでしょうが)
飯伏の現状をみて母親が自殺未遂?
新日本と母親の間に何かがあった?
飯伏は母親の事が一番許せないと語っていましたが、いずれにせよ遠隔殺人とは、穏やかではありません。 しかし、それを自殺未遂と結びつけるのは、なかなか難しいでしょうね。
結局最後まで、新日本と飯伏は必要以上に多くは語らず、飯伏は新日本退団を匂わせるような発言を何度もしながら、遂にこの時期を迎えてしまいました。
あれほど新日本に推され、リング上でキラキラ輝いていた飯伏だけに“新日本の飯伏幸太”では無くなった事に、残念な気持ちは少なからずあります。
あの時アクシデントで、消化不良に終わったオカダ・カズチカとの決着もつけて欲しかったし、新日本でやるべき事はまだまだ有った筈です。
でも ここまで拗れた以上は、今まで通りに新日本に上がる事なんて無理だっただろうし、退団はやむなしなんでしょうか。
それにリング上だけに、限って言うならば飯伏なら、どこのリングに上がっても第一線で活躍出来るのは間違いないですしね。
まぁ本人は知らなかったと言っていますが、他団体のリングに無断で登場する等の契約違反をしたり、やり取りをSNSで晒す等・・・会社としては扱い難い部分は有るかも知れませんが、プロレスラーの飯伏は紛れも無く一流で、人を惹きつける力を持ったレスラーです。
良くも悪くも飯伏は、自由人というか・・・最初から団体の所属という形で縛られるのは、向いていなかったんでしょうね。 人には向き不向きがあるので、そこはしょうがない。
会社に対して結構な批判を繰り返していたので、新日本に対しては恨みしか無いのかと思いきや、退団発表時には、新日本にこれまでの感謝の意を示しており 最後にはしっかりと大人の対応を見せていたのが少々意外?でした。
何はともあれ、こんな事になってしまって残念な半面 自由になった飯伏が、外の世界で見せる活躍が楽しみではあります。
今後の活動は、まず3月30、31日に、米GCWに参戦する事が発表されており、対戦相手もDDTに参戦歴のある〝スピードボール〟マイク・ベイリーに決定済み。
きっと向こうでも素晴らしい試合を見せてくれるとは思いますが、心配なのはコンディションの方でしょうか?
2021年10月のG1クライマックス決勝戦で「右肩関節前方脱臼骨折」及び「関節唇損傷」の負傷以来、長期欠場を続けていたので、実戦は1年3ヶ月振りにもなります。
この長すぎるブランクもそうですが、長引いた負傷の方ももう大丈夫なんでしょうか?
色々と不安もありますが、期待感は間違いなくあるので、新天地でも飯伏が頑張ってくれる事を願っています。 今後 日本の団体に上がる事があれば 勿論それも楽しみですが、もしかしたら新日本に再び上がる事も有るかもありません。
契約満了とはいえ決して 良い辞め方ではなかったので、飯伏の新日本参戦だけは無い!という意見が大半でしょうが、何が起こるか分からないのがプロレス界。
数年後には”もしかしたら”が有るかも知れません。