新日本にまたまた新王座!NJPW WORLD認定TV王座

またまた賛否を呼びそうな案件です。

10.10 新日本プロレス両国国技館大会で新たなタイトル「NJPW WORD認定TV王座」を新設する事が発表された。

 

休憩明けに、リングに登場した大張社長から王座新設に至った経緯について説明がありました。

「創業間もない頃からの新日本プロレスの大切なパートナーであり、新日本プロレスワールドを運営しているテレビ朝日さんからご提案がありました。新たな王座の設立です。今年は新日本が創業して50周年を迎える年です。来年はテレビ放送継続50周年の年です。それらを記念して、何よりファンの皆さんが楽しんでいただく為に、ご提案に同意しました」

団体の設立と放送開始が、半世紀を迎えた記念すべき年なので、新王座設立という話が持ち上がるのも分からなくはありません。

 

しかし正直な所「またか」という印象は拭えません。

 

現在の新日本には、ヘビー級王座が2本、無差別級が1本、Jr.ヘビー級が1本と合わせて4本ものシングル王座が存在します。

只でさえベルト乱立が叫ばれている現状で、更に王座を増やすというのは如何なものかと・・・

大人の事情があったとはいえ、インターコンチネンタルを封印しておきながら新王座設立というのは、納得いかない部分もあります。

テレビ朝日の方から提案があったとの事ですが、これまた大人の事情で断れなかったのかも知れませんが、それにしても一つの団体に王座が多すぎます。

 

階級が違うと言われれば、その通りなんですが

同王座戦の試合形式は15分1本勝負

若手にもチャンスのあるベルト

普段王座戦をしない地方でも行う

これらの事も決定している事から恐らくは、TV王座は無差別級的な扱いになると思いますが、それならNEVERをこういう扱いにしても良かったと思います。

近年のNEVERは、棚橋弘至や鷹木信悟、ジェイ・ホワイトなどIWGP世界ヘビー級と変わらないメンツで、王座戦をする事も多いので、差別化の為にもNEVERにTV王座の役割を与えても良かったんじゃないでしょうか?

 

ただ若手にもチャンスを与えるというのは、良い試みですね。

IWGP世界ヘビー級、USヘビー級、NEVERと現存する3本の王座の中では、比較的一番早く挑戦にこぎ着けれるのがNEVERでしたが、最近のNEVERは微妙に敷居も高くなってきているので、若手もJr.ヘビー級も関係のない王座があるというのは、間違いなく活性化には繋がるでしょう。

地方でも積極的に、タイトルマッチを組んでいくと言うのも地方在住の人からすれば有難い話。

まぁ その役割をNEVERがやってくれれば無駄にベルトを増やす必要も無かったんですけど。

 

決定事項となった以上は、もうしょうがないですが、初代王者を決めるトーナメントは、これからの各会場で行われ決勝戦は、来年1・4東京ドーム大会で行われる予定。

この新たなベルトを巡る闘いと、そして誰が飛び出してくるか・・・その点は、やはり気になる部分ではあります。

 

選手にとっても、そのファンにとっても活躍の舞台が増えるのは、良い事ですからね。

 

ただ何度みても あの四角いバックルだけは、どうにも好きになれません(汗)