オスプレイとオメガの因縁はどうなる?

現在G1クライマックスに出場して、好調な滑り出しを見せているウィル・オスプレイですが、G1とは違う所で、一つの因縁が日に日に大きくなっていっており、最終的には大きな抗争になりそうな予感を醸し出しています。

 

その因縁の相手とは、元IWGPヘビー級王者であり、バレットクラブ三代目リーダーを努めていた AEWの現副社長 ケニー・オメガ

オメガと言えば外国人で、唯一G1を制覇した事のある唯一無二の存在だけに、オメガのレスラーとしての凄さは今更語るまでも無いと思われますが、今回 因縁が勃発したオスプレイとは、以前からどうにもウマが合わなかった様子。

 

「リングとは無関係で、根の深い所で彼の人間性を嫌っている。必要以上にケニーの名前を出したくはないけど、彼がケンカを売ってくるなら思っている事をぶつけていく」とオスプレイは冷静ながらも、オメガへの怒りを隠そうともせず、この2人の間には間違い無く確執が存在します。

この両者は、2019年にオメガが新日本を退団した頃くらい迄は、良い関係を築いてそうですが、当時のオメガは紛れも無く新日本No.1外国人であり、オスプレイはユナイテッドエンパイアを立ち上げる以前の Jr.ヘビー級戦士だった頃。

つまり この時点での両者の間には、絶対的な”格差”が存在していました。

 

その為に、オメガは自分の方が圧倒的に格上と言う余裕からか『自分の穴を埋める選手が育って欲しい』と オスプレイに対して様々なアドバイスを贈っていたと言います。

これはオスプレイの言い分ですが、ここまでを聞くとオメガは先輩として非常に”良い人”ですね。

 

しかしオスプレイが、ヘビー級に転向し新日本のヘビー級戦線で、絶大なる存在感を放ち始めるとオメガの態度が一変し オスプレイの試合を

『大したことない』

『技をパクっている』

『オスプレイの試合は記憶に残らない』

などの痛烈な批判を繰り返すようになります。 

 

しかも面と向かって言う訳でも無くSNSで、ファンに向けて発言をして印象操作をしているような部分が、オスプレイには我慢がならなかったようですね。

オメガは非常にプライドの高い選手なので、急成長を遂げたオスプレイを素直に認める事が出来なかったのかも知れないし、新日本を離れた事で新日本を第三者的な立場から見る事で、そう感じたのかも知れません。

 

オスプレイ批判の真意は、どこの部分にあるのかは分かりかねますが、オスプレイからすれば自分のスタイルにも現在のポジションにも絶対の自信を持っているだろうから、こういったオメガの言葉を受け入れる事など出来ないのは当然でしょう。

先輩のオメガに対して『ケニーのような二枚舌野郎は大嫌い。俺に近づいてくるな』とここまで言っている位なのだから、オスプレイの怒りは相当な物だったと想像できます。

  

G1で連日激闘を繰り拡げている最中でも、オスプレイは「俺の事を『劣化版のケニー』だとかふざけた意見を言われないよう、これからも最高の試合を見せて優勝する。もし俺がG1で優勝してもまだケニーがそういうことを言ってくるのならば、直接対決という道も開けてくるのかなと思っている。俺としては、試合をやりたいんだったら早く決着をつけようぜというくらいの気持ちでいるよ」と直接対決をも辞さない構えを見せています。

オスプレイにしても大事なG1の真っ只中で、敢えてオメガの名前を口にしたと言う事は、この対決が実現する日がもしかしたら近い・・・と言う事なのかも知れません。

 

かつては同じ団体に居ながら、全く違うポジションに居た為に、ほぼほぼ接点が無かった両者ですが、今は両者供に世界的なスーパースターとなったので、もし対決が実現となったら、これはプロレス界にとっても大きな注目となります。

現在のこの2人の試合なら、因縁なんて関係無しでも是非観たい所ですが、やはり そこに因縁があれば それだけで試合にはテーマも生まれるので、大きな話題と盛り上がりを見せる事になりそうです。

 

ケニー・オメガvsウィル・オスプレイ

 

このドリームマッチは、果たして実現するのか?

いや 是非とも実現に向かって動き出して欲しいです。