6.12 新日本プロレスの大阪城ホール大会で行われたIWGP世界ヘビー級選手権は、日本に復帰したばかりのジェイ・ホワイトが、オカダ・カズチカを撃破。
第5代IWGP世界王者に輝きました。
過去の対戦戦績は、3勝1敗とオカダに勝ち越しているジェイですが、過去の事はさておき今回に関しては、新たにバレットクラブを建て直すべく帰ってきたジェイが勝利するのでは?とは思っていました。
とは言っても激しい消耗戦の末に、ジェイが一瞬の隙をついてのブレードランナーで逆転勝利だと予想していたので、完勝と言っても良い程に、ジェイの強さを見せつけられた試合となったのには驚きでした。
ここまでとは、正直予想外。
もちろん、オカダもやられっ放しでいた訳でもないし、マネークリップや開脚ドライバーも決めるなど、勝機はありました。
しかし明らかにジェイには、余裕がありました。
序盤から腰を徹底的に攻め立てて、試合中にも解説席の棚橋弘至を挑発する余裕を見せつつも、レインメーカーだけは徹底的にディフェンスして、最後はレインメーカーをキャッチしてからの鮮やかなブレードランナーで、文句無しのジェイの勝利。
これで、ジェイはIWGP世界ヘビー級に加えて、IWGPヘビー級、インターコンチネンタル、USヘビー級、NEVER無差別級と全ての新日本管理のヘビー級タイトルを手に入れた事になります。
20代にして、これは紛れもなく快挙で、同時にこれからのバレットクラブの勢いを表しているとも言えるでしょう。
気がついてみれば試合後にリングに集まっているバレットクラブの面々は、アンダーソンがNEVER無差別級、石森がIWGPJr.ヘビー級を掲げ バレットクラブには、既に3つのシングル王座が集まっている事になります。
リング上にビールまで持ち込み宴会まがいな事までされてしまいましたが、実力で存在感を示している以上は、誰にも何を言われる筋合いはないでしょう。
しかしジェイは強い。
以前から強い事は強かったですが、日本を離れている間に、更に鋭さを増したと言うか・・・より研鑽されて帰ってきた。
そんな感じです。
このジェイ率いるバレットクラブは、どこまで勢いを増すのか?
誰が今のジェイを止めるのか?
AEWとの対抗戦では、ジェイはどう立ち回るのか分かりませんが、王者のままG1に出る事が濃厚なので、当面の新日本のテーマは
ストップ・ザ・ジェイ
ストップ・ザ・バレットクラブ
ここに絞られると思います。
いよいよジェイが、新日本の舵を切るために、動き出す時が来たのかも知れません。