5.15 名古屋大会より遂に新日本プロレスJr.の祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が開幕。
まずはAブロック公式戦からのスタートになり、個人的に最も注目していたのが初出場となるフランシスコ・アキラだったのですが、堂々たる新日デビューでした。
全日本プロレスで世界ジュニアヘビー級王者にもなったアキラは、日本マットでもその実力は証明済みで、4月両国大会でユナイテッドエンパイアに加入。
そのまま今大会への参戦を予告して待望の初登場となったのですが、初戦の相手は難敵のSHO。
誰が相手だろうと自分のファイトを貫くSHOは、場外でのラフファイトでアキラに洗礼を浴びせていきます。
更にSHOが、トーチャーツールを持ち込もうとした所に、セコンドに付いていたTJPが、さっとトーチャーツールを奪い取り 使用を許さないファインプレイ。
ここで流れが変わり、超光速の変型フェースバスターを決めて形勢逆転。
これがフィニッシュになってもおかしくない位に、物凄い一撃でした。
最後は背後から後頭部へのダブルニー 通称・ファイヤーボールを炸裂させて見事なフォール勝ち。
TJPのアシストも大きかったですが、それを抜きにしても見事な新日デビューでした。
まだ若くて動きも良いし、何よりイケメンだし あれは間違いなく人気出ますね。
ウィル・オスプレイが絶対の自身をもって送り出してきた新メンバーのお披露目としては上々ですが、今後リーグ戦をかき乱すと予想されるSHOに初戦で勝った事は、星取の上でも大きいと思います。
これで、俄然18日の仙台大会で行われる高橋ヒロム戦も面白くなってきました。
「この5年間、Jr.の中心となってるヒロムチャン! お前がツイッターで俺の文法をバカにした事は忘れないぜ。お前のおバカな頭に膝蹴りを食らわせるその瞬間、俺はミスは絶対に犯さない。俺がお前を終わらせる」
とツイッターのやり取りを根に持ちながらも、ヒロムに勝利宣言。
アキラにとっては、仙台でのヒロム戦が正念場となりそうです。
2016年に、オスプレイは新日本初参戦でスーパーJr.初出場にして初優勝の偉業を達成していますが、果たしてアキラはあの時の再現を出来るのか?
今大会の結果次第で、新日Jr.の図式が変わる可能性は、大いにあります。