5.1 新日本プロレス 福岡PayPayドーム大会で、まさかの乱入劇が起こりました。
この日はNEVER無差別級選手権が行われ王者・EVILにタマ・トンガが、挑戦する因縁の一戦が行なわれたのですが、EVILの反則や介入に苦しみながらも 最後はタマが、抜群の身体能力を活かし 狙い澄ました逆転のガンスタンをズバリ!と決めて因縁のEVILから見事な3カウント!
遂にタマが、新日本でシングルのタイトルを初めて手にした瞬間でした。
念願のシングル王座を手に入れ、自分を裏切ったEVILに制裁を加え ハッピーエンドに幕を閉じるのかと思っていた矢先に・・・帽子を被った2人組の男がタマを急襲!!
突然の事にどうする事も出来ないタマの上に、一人が馬乗りになりパンチを振り下ろして行くと、おもむろに帽子を取った その姿は・・・
見覚えのあるスキンヘッド
カール・アンダーソンでした!
そして もう一人は相棒であるドク・ギャローズ!!
元IWGPタッグ王者 グッドブラザーズの2人だったのです!!
2016年に新日本を退団してWWEに渡っていた彼らが、遂に新日本に帰って来たのです。
アメリカの興業では、既にジェイ・ホワイトと結託して 自分達が真のバレットクラブである事を主張しており、本人達も新日本再参戦を口にしていた事から、一刻も早いグッドブラザーズの再参戦が期待されていましたが、まさかこんな形で戻ってくるとは・・・
しかもアンダーソンが今、馬乗りになって殴りつけていた相手は、バレットクラブ創設期のオリジナルメンバーであり 共にバレットクラブ初期から苦楽を共にしていたタマ。
かつての友に対する襲撃にもグッドブラザーズには、一寸の迷いもありません。
救出に現れたタンガ・ロアに対してもギャローズが、容赦ないハングマンズヌースで叩きつけてKOしてしまうと、今度はアンダーソンが日本を去る際に、かつてタマに伝授したガンスタンで、本家の威力を見せてやると言わんばかりに、チャンピオンベルトの上に喰らわせて完全KO!!
グッドブラザーズとしては、日本復帰に際してこれ以上無いデモンストレーションとなりましたが、これから先 闇打ちにあったも同然のGoDとバレットクラブの抗争は、ますます激化して行くでしょう。
アンダーソンとギャローズのバレットクラブ合流と言うだけでも、GoDや本体からすれば脅威なのに、この展開になってしまった以上は、いずれBossであるジェイ・ホワイトも再び日本にやってきてバレットクラブは、更に勢いを増す日がやってくる筈です。
この日は、バッドラック・ファレとチェーズ・オーエンズのバレットクラブの2人が、IWGPタッグを戴冠しており、ジェイ合流のXデーがいつになるのかは分かりませんが、バレットクラブはどんどん巨大な勢力になって行く事が予想されるだけに、他のユニットもウカウカしていられない状況になってきました。
ここ数年は、ゴールデン☆エースや内藤哲也&SANADA そしてデンジャラステッカーズ等の王座争いによりIWGPタッグ戦線は評価がウナギ登りで、そこに来てグレート-O-カーン&ジェフ・コブの覚醒と、試合内容もさることながら魅力的なタッグチームの登場で、最近は王座の価値が高まってきたと もっぱらの評価だっただけに、そこにグッドブラザーズが加わるとなると タッグ戦線が盛り上がる事は間違い無しです。
タッグ戦線の盛り上がりも楽しみな要因の一つですが、バレットクラブはどこまで勢力を拡大して行くのか・・・
近々バレットクラブに大きな動きが起こりそうな予感なので、いよいよバレットクラブの動向から目が離せない展開になって来ました。