4月19日 ノア特設アリーナのTVマッチ
対戦カードは当日発表と言う事で、武藤敬司に桜庭和志や清宮海斗らが、どう絡んで来るかが注目されていましたが
武藤敬司、清宮海斗、田中稔vs桜庭和志、関根シュレック秀樹、鈴木秀樹
と言う何気に、見所の多い豪華なカードとなりました。
久々の再会や 興味深い初対決もありますが
今回は、大会前から注目されていた武藤と桜庭、清宮が遭遇してどうなるかに絞ってみます。
まずは最も注目度の高かった武藤と桜庭の対決
これは正真正銘の初対決ですが、意外な程にスイングしましたね。
供にグラウンドテクニックは、一流なので腕の取り合いでも魅せますが
桜庭の蹴り足を取ってのドラゴンスクリュー!
かつてのvs高田延彦戦を彷彿させる攻めです。
あの時は、自軍の大将が武藤に敗れ去り 当時若手だった桜庭は悔しい思いをした事かと思いますが、あれから25年
総合格闘技で結果を残し 武藤の前に立つ桜庭を見ると時の流れと供に、感慨深い物を感じます。
あれから武藤は全くブレる事無く あの時と同じ様に、純プロレスの攻めで桜庭を追い込みます。
しかし桜庭も負けておらず足4の字固めをアームロックで、切り返すなど持ち前のテクニックを発揮。
これまで全く違う道を進んできた一流同士の対決は、刺激的で見応えがたっぷりです。
「無観客なのを忘れる位に、技術と身体を使って面白い会話が出来た。画面の向こうのお客を燃えさせる試合をもっと一緒にしたい。」
と武藤が言えば 一方の桜庭も
「まだまだ やりたい」
と供に、手応えを感じた様で、こうなってくると
次はシングル戦も見てみたくなってきますね。
近い内に武藤と桜庭のNEXTはあるのか?
そして 桜庭同様に、今回の試合で武藤との絡みを熱望していた清宮は、今回は対戦では無く タッグパートナーと言う形で落ち着きました。
・・・が、これと言った物は残せなかった様に思います。
それでも武藤と桜庭の攻防に刺激を受けたのか
試合後に、武藤との対戦を希望するも
「俺を桜庭以上にプロレスに没頭させてくれる試合をして欲しいよな。かつ、画面の向こうで見ているお客様をエンジョイさせる様な試合が出来るという自信があるなら、やってやるよ。」
武藤の答えですが、余り乗り気では無いのか
う~~~ん
武藤は、まだ清宮の事を全然認めていない様ですね・・・
幾ら武藤は、若い選手に興味を示さない性分と言っても清宮もキャリアこそ浅い物のNOAHのトップ選手。
どうにかして この状況を打破して武藤の見る目を変えさせなければいけませんね。
大会前から注目されていた武藤と桜庭・清宮の絡みですが、明暗クッキリでした。
武藤と桜庭は”次”が期待される一方で
清宮は、武藤がほとんど興味を示さない現状
ここから清宮海斗が、レスラーとして どう成長していくのか楽しみですが、武藤の残された時間も そこまで長いとは思えないので、その時が来るまでに、三度武藤と同じリングに立ち 武藤に認めさせるレスラーに成長している清宮に、期待します。