獣神サンダー・ライガー引退

遂にこの日が、来てしまいました.

1年にも及ぶ引退ロードを経て この東京ドーム大会。

                        

1.4と1.5で 2つの引退試合を行いファイナルとなります。

思えば東京ドーム初進出の時に生まれたのが、 獣神ライガーだった事を思うと物凄い歴史を感じます。   

  

2日間で、対戦相手やパートナーとなった選手も これ以上無い位 最高の選手達を集めてくれた物です。

1.4のメンツだけでも物凄いメンバーで

新日Jr黄金期に、常に向かい合っていた大谷晋二郎と高岩竜一

現在のパートナーとも言える タイガーマスク

J-CUPで、ライガーが引き上げた グレート・サスケ

ライガーが、プロレス入り前からの憧れの存在 藤波辰爾

現在進行形の後輩である 田口隆祐

そしてライガー最大のライバルだった 佐野直喜。

更にはセコンドには、ライガーのデビュー戦を務めた小林邦明

黄金期から長年パートナーを務めた エル・サムライ

 

ライガーの歴史の殆どが詰まった一戦だと言う事が、カード発表の時点で分かります。

欲を言えば 金本浩二の名前も欲しかった所ですが 、ここは退団の際に色々とあったのでしょうがないですかね(汗)

 

そして1.5では、前日にも出てたライバル佐野直喜と組んで 王者になったばかりの高橋ヒロムと そのライバルドラゴン・リー。

正に過去のライバル2人と現在のライバル2人がタッグを組んで 闘うと言う何とも 色々な意味が込められたカードでもあると思います。

 

試合の方は、今日引退するとは思えない動きを見せたライガーが 、現在進行形のトップを走る2人と堂々と渡り合っていました。

 

こんなに出来るなら引退する必要ないじゃん!と思った人も多いでしょうが 、そう思われる内に辞める事が、ライガーの信条らしいので 、これ以上は、誰も何も言えないんでしょうね。

 

あと佐野も当時のリングネームとコスチュームで出て来てくれた所に 、ライバルであり同期だった2人に、絆も感じられ 物凄く感慨深かったです。

僕もライガーVS佐野の抗争は、興奮しながら観てた口です。

身体も出来る限り絞ってきたようですしね。

(NOAH時代より かなりしまってた)

 

試合では結局 王者ヒロムが、現在進行形の力を見せつけ 必殺のTIME BOMEで、ライガーをフォールし介錯する形となりました。

 

確かに、ライガーに勝って欲しかった気持ちも有りましたが、これはこれで、一番良かった結末だったのではないでしょうか

 

ライガーは、自分が目立つ事よりも後輩の事 新日本の事

そして業界の事を考えて行動してきた人なので 、こう言った形で若いヒロムが、最後に自分を乗り越えた事で、 新日本Jr.を安心して託す事が出来ると考えている事だと思います。

 

きっと今は、何の悔いもないでしょう。

これでライガーの試合を見納めになるのは悲しいですが

試合は観れなくても解説席で、怒ってたり「スゲースゲー」言ってたりする ライガーは、容易に想像できます(笑)

 

ともあれライガー選手 今まで長い間 お疲れさまでした!!