新日本プロレスvsNOAHの対抗戦が発表されて、プロレス界は大きな話題になっています。
ファン同士の議論も熱を帯びるし、片方の団体しか観ないファンにも観て貰える ファン拡大に繋がる またとないチャンスだし、何よりこれがキッカケで両団体が潤いますよね。
コロナ禍で集客に苦しんでいる現状を凌ぐ為の策と取れなくもないですが、プロレス界としても両団体としても五年ぶりの対抗戦は、利点が沢山あります。
ただ発表時期に関しては、もう少し送らせるべきでしたね。
現在 新日本ではワールドタッグリーグとスーパーJr.が同時開催されています。
選手達は懸命に戦い、連日良い試合を提供しているのにも関わらず、シリーズ中に発表された対抗戦のインパクトが強すぎて 話題が対抗戦の方に持っていかれてしまっているのが現状ですからね。
じゃあリーグ戦をもっと盛り上げて 話題で上回れば良いと言われればそれまでなんですが、対抗戦と言う最大級の劇薬を相手に平常運転のシリーズで太刀打ちするのは、現実問題としてなかなか難しいと思います。
この辺に関しては、内藤哲也や高橋ヒロムも苦言を呈していますが、全くその通りですね。
参加選手全員が、年に一度のリーグ戦を盛り上げようとしている最中に、会社側から梯子を外されたに等しい行為ですから、やってる選手達からすれば「フザケンナ」となるのは当然でしょう。
会社としても、あのタイミングでの発表は様々な戦略が絡んでいるから…と言うのは容易に想像できるんですが、仮にG1クライマックスが開催中だったら、絶対にここでの発表は無かったでしょう。
出来るならシリーズ終了後が、最も望ましかったんですが、チケットの購入期間が短くなってしまう事や(あっという間に完売しましたが) 観戦に行く人のスケジュール調整などの問題を考慮しての事ならば、しょうがない部分も確かにあるのは分かります。
どの時点で対抗戦の話がまとまったのかは分からないですが、可能であればシリーズ前の発表の方がまだ良かったと思います。
色々と大人の事情もあるので、難しい問題ではありますが、新日本プロレスには今後は是非とも一考して頂きたいです。
ただ選手達には、テンションを下げること無く 怪我をすることも無く、今シリーズを乗りきって 来年の東京ドームや横浜アリーナでも素晴らしい試合を見せて欲しいですね。