どどんの体勢から叩きつける際に、寝転びながら両膝を折り曲げて、その膝の上に相手の体を落とす技。
「プリンスズスロウン」と「どどん」を融合させた技で、元はミラノ・コレクションA・Tが、2009年のスーパー Jr.の秘策として考案した技だが、ミラノ引退後の2011年に田口隆祐が同大会で、ミラノ作・どどんスズスロウンとして継承。
継承したと言うか、元々どどんから派生した技なんですけどね。
技の使用にあたり、事前にミラノに使用許可を得ているらしく、プロレス技としては珍しい ○○作 と言うネーミングは、元祖はミラノである事を強調したミラノリスペクトから来ている物だと思われます。
単にフザけてるだけと言う可能性も捨てきれませんが……
初公開となったリーグ開幕戦では、この年の優勝者である飯伏幸太から完全なフォールを奪っています。
現在では田口が、飯伏に勝つ姿は想像できませんが、この頃は新日Jr.のトップクラスの一角として他団体からやって来た飯伏に胸を貸す立場でした。
同年の公式戦で、初対決のザ・グレート・サスケからもこの技でフォールを奪い
「私の20年の歴史の中で、2番目に痛い技だ!」
と言わしめている程。
大ベテランのサスケが食らってきた技の中でも2番目なんですから かなり痛かったのでしょう(笑)。
一番目が気になる所ですが、そこは教えてくれませんでした(笑)。
この時点では、田口最大の技として翌年のスーパーJr.初優勝の決め手になる等、田口の技として大きな存在だったんですが、どどんの更なる進化やオーマイ&ガーアンクルの習得で、徐々に使用率やフィニッシュ率の低下などの憂き目にあってしまいます。
それは、しょうがないとしても技の当たりが浅い事が結構多かったので、そこが一番の問題だったのでは?と思ってしまいます。
相手の足が先に地面に付いてしまい、両膝が殆ど体に当たっていない事なんてザラだし、ひどい時は相手が普通に着地した形になったので、単に両膝での金的みたいになった事もありました。
それはそれで、痛そうではあるんですけど・・・
いや…むしろ そっちの方が痛いか(笑)