武藤敬司がやりました!
天才武藤が、プロレス界の歴史に残る偉業を成し遂げました。
NOAHの11月13日 横浜武道館で行われたGHCタッグ選手権
清宮海斗&マサ北宮vs武藤敬司&丸藤正道
この試合は、世代闘争の意味合いも含んでいますが、最も注目されていたのは、やはり武藤の王座奪取なるかと言う事。
メジャー三団体のシングル&タッグの王座の殆どを手中に納めてきた武藤に残されたベルトは、もはやGHCタッグのみ
(IWGPインターコンチネンタルやGHCナショナルは除く)
ここでGHCタッグを獲れば、高山善廣に次ぐ史上二番目のメジャーグランドスラム達成となります。
武藤からすれば2人目と言う点は、面白くないでしょうが、それでも注目されて目立てるのは、言うまでもなく武藤の大好物。
本気でGHCタッグを狙いに来るのは、目に見えています。
対戦相手からすれば、武藤の王座奪取にばかり注目が集まって 面白くないのは明白。
そんな想いが交錯する中、勝利を掴んだのは話題の中心に居る男 武藤でした。
若い王者組の勢いを止めたのは、歴戦を勝ち抜いてきた挑戦者組の経験と技術。
最後は粘る北宮をシャイニングウィザードで沈めてGHCタッグを奪取。
これでIWGPヘビー級、三冠ヘビー級、GHCヘビー級
IWGPタッグ、世界タッグ、GHCタッグ
メジャー全ての主要タイトルを獲得した事になります。 史上初とはいかなかった物の、これは凄い事ですよね。
武藤の華やかな経歴に加えられる事になり、プロレス界の歴史にも確実に残る事になります。
自らの膝を犠牲にしてまで、プロレスに全てを捧げてきた武藤がこう言った形で、報われるのは嬉しいですが、同じ王者でありながら武藤にばかり注目が集まってしまった為に影が薄くなってしまった丸藤は少々気の毒でしたが、丸藤ならここから また存在感を大きくする事は充分に可能でしょう。
同様に武藤の「王座奪取なるか?」ばかりがクローズアップされて 防衛を余り望まれていなかった清宮&北宮は更に気の毒でした。
今回は武藤に華を持たせる形となりましたが、彼らもまた素晴らしい王者でした。 いつの日か武藤を越える為の発奮材料にしてくれれば、今回の屈辱も無駄ではありません。
この結果を受けて 全てが結果的に良い方向に動いてくれる事を期待しています。
そして武藤が、メジャータイトル完全制覇を遂に達成したとなれば、次に期待してしまうのはメジャーリーグの完全制覇。
新日本のG1クライマックス
全日本のチャンピオンカーニバル
残るはNOAHのN-1のみなんですよね。
今年は決勝に進むことは出来ませんでしたが、コンディション的にも来年が最後のチャンスかも知れません。
かなりハードルの高い挑戦ではありますが、プロレス界の誇る天才には遂 高みを求めてしまいます。
果たして本当の意味での武藤のメジャーグランドスラム達成はなるでしょうか?