10月20日 新日本プロレス大会 日本武道館で行われているG1クライマックスBブロック最終戦
一か月にも及ぶ長丁場の公式戦の最後となる訳ですが、やはりG1クライマックスは最後の最後まで熱かったです。
激戦区だったAブロックは、前日に飯伏幸太が決勝進出を決めており、Bブロックはメインイベントのオカダ・カズチカvsジェフ・コブの一戦が、決勝進出を決める大事な闘いになります。
ここまでコブは負け無しの怒濤の8連勝
対するオカダは、7連勝と絶好調で勝ち進んできたのですが、伏兵タマ・トンガにまさかの敗戦を喫した事で、コブ=16点 オカダ=14点。
得点的にコブにリードされてしまったので、オカダが決勝進出を決めるには、もはや直接対決でコブに勝つ事が絶対条件。
最終的に同点に並ぶ事さえ出来れば、直接対決で勝っている方が、勝ちあがりのルールなので、オカダとしては同点にする為 引き分けすらも許されない厳しい闘いとなります。
しかし今のコブは、とにかく強い!
このG1で、コブは怪物っぷりを如何なく発揮しています。
オカダは、メットライフドームでも完敗と言っても良い内容で、コブに不覚を取っているので、今のコブに勝つ事は簡単な事では有りません。
そして この日もやはりコブは強かった。
怪物の圧倒的なパワーに、何度も苦しめられるオカダ。
コブの太い首にマネークリップは、かなり有効だった様に思いますが、それすらもパワーでネジ伏せにかかって来るコブ。 正に怪物です
必殺のツアー・オブ・ジ・アイランドを喰らえば一巻の終わりなので、終盤のレインメーカーとの読み合いは、本当にかなりヒヤヒヤしました。
勝負の分かれ目となったのは、雪崩式ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙われた所で、咄嗟に雪崩式DDTで切り返した場面。
メットライフドームでも ここからの流れで正調式でやられているので、これを喰らえば本当に終わりでしたが、オカダもさすがに前回と同じ轍は踏まずに、一気に開脚ドライバーからレインメーカーへと繋いで、苦闘の末に勝利をもぎ取りました!!
得点的には同点ですが、直接対決を制した事で、これでオカダがG1クライマックス決勝進出決定です!!
しかし凄い闘いでした。
こんな闘いをしていて、明日飯伏とやれるのかな?と思いますが、オカダも超人と呼ばれた男なので、きっと明日も凄まじい闘いを見せてくれるでしょう!
意外な事にオカダの決勝進出は、前回に優勝した時の2014年以来で、実に7年振りとなります。 オカダのここ数年の活躍を考えると かなり意外な気もしますが、それだけ現在の新日本の層が厚いと言う事なんでしょうね。
そして決勝で闘う飯伏とは、今年の上半期にIWGP世界ヘビー級の創設を巡って、ギクシャクしていた時期もありましたが、本格的な接触はそれ以来となります。
オカダの胸の中に、あの時の感情がまだ残っているのかは定かでは有りませんが、複雑な感情が入り混じった闘いになるのか!? そんな感情を超越した一レスラーとしてリスペクトし合う者同士の競い合いになるのか!?
供に3度目の優勝を懸けた オカダ・カズチカvs飯伏幸太
果たしてどんな闘いになるのか、そこの部分も含めて注目の決勝戦です。