鈴木軍の今後

現在の新日本プロレスには、本隊の他に4つのユニットが存在します。

ケイオス、バレットクラブ、ロス・インゴベルナブレス

そして鈴木軍

 

どこのチームも実力は拮抗していて毎日 激しく各チームが闘っています。

しかし最近 元気が無くなりつつあるのが、鈴木軍です。

 

一時期は、ボスの鈴木みのるの強さとカリスマ性で、強力な部下達を引き連れて新日本で暴れまわり2015年のNOAH参戦時に至っては、全てのタイトルを奪って完全制圧まで果たしています。

 

それが、ここ数年の間に随分と勢いが落ちてきた様に思います。

2017年NOAH離脱と同時に、シェルトン・X・ベンジャミンの離脱

2019年には、飯塚高史の引退

自分の団体に専念する為に、TAKAみちのくも距離をおいている状況

デイビーボーイ・スミスJr.も新日本の自分に対する扱いに不満を受けて離脱

2020年は、ランス・アーチャーもAEWと契約し新日本を去っていきました。

 

ここ数年で、離脱者が相次いでおり 鈴木軍結成後は、エル・デスペラード、金丸義信、ザック・セイバーJr.の途中加入は有りましたが、戦力的には大きくダウンでしょう。

 

アーチャー&スミスJr.のK・E・Sが抜けたのが、なかなか痛いと思います。

そしてボスの鈴木ですが、カリスマ性は相変わらずですが、新日本内での実績が、他ユニットのリーダーに比べて劣る印象なんですよね。

IWGPヘビー級は、鈴木軍結成前から通算して6回挑戦全敗

G1は、優勝経験なく去年に至っては出場出来ず

ニュージャパンカップも優勝経験なし

 

他団体での実績なら全レスラーの中でも抜群なんですが、新日本内なら インターコンチネンタルとNEVER止まり。

 

年齢の事を言ったら鈴木は、怒るでしょうが年齢だけで言うなら、第一線から退かされている永田ら第三世代と同年代。

それでも あのコンディションは素晴らしいんですが、新日本の方針からすれば とっくに干されていてもおかしくない年齢です。

 

その状況下で、ここ数年のザックとタイチの台頭に、鈴木の胸中は如何なる物なんでしょうか?

鈴木が落選したG1に、ザックとタイチ、アーチャーの3人はエントリー

鈴木が連敗を喫していた内藤に、ザックは完封勝利を含めた連勝

おまけにザックは、ニュージャパンカップまで優勝しています。

 

一方のタイチも実績は、NEVER位ですがヘビー級転向してからは、メキメキと実力をつけてきて 今や内藤やオカダとも互角の勝負を展開するまでに成長しています。

 

下降線のボスに取って代わって自分が、ボスになろうと反旗を翻すんじゃないかと 密かにヒヤヒヤしてる部分もあり、逆に期待している部分もあります。

別に鈴木が嫌いだとか、そう言う事ではなく タイチやザックの下克上を見てみたいと言う願望です。

 

以前 鈴木軍同士でのタッグマッチで、ザックが鈴木を丸め込んだ事がありましたが、あの時は絶対に、この後 鈴木みのるを追放の流れだ!

と思いましたが、結局何もありませんでした。

 

思っている以上に、メンバーは鈴木に心酔しているのか

忠誠心が強いのか

何回か今日は、下克上くるんじゃないか!?と思う日もありましたが、何もないまま

 

ユニット名が、鈴木軍である以上

紛れもなく鈴木みのるのチームですからね。

 

タイチにしても ザックにしても良いレスラーなので、いつまでも子分やってる必要もないでしょう

 

このまま ユニットとして影が薄くなり、先細りしていく位なら 是非二人には奮起して貰い大改革をするのも面白い流れだとは思います。