いよいよ新日本プロレスファンが待ちに待った 新日本最大の名物シリーズである G1クライマックスが開幕。
まずはAブロック公式戦からのスタートとなりますが、恐らく大半の人間が、Aブロックリーグ戦突破に推すのも、期待している対決も昭和57年組だと思います。
鷹木信悟
内藤哲也
飯伏幸太
確かにリーグ戦突破の最有力候補は、この3人に間違いないでしょうし、この3人の対決となれば、どの絡みでも激闘になるのは間違いありません。
新鮮味と言う観点からみれば、内藤vs鷹木は2年前に一度やったきりなのでまあ良いとしても、他の組み合わせは目新しさはありません。
だからこそ試合内容が濃くなると言う面は有るかも知れませんが、個人的に推したい公式戦は、昭和57年組対決よりも内藤哲也vs高橋裕二郎の元NO LIMIT対決です。
長年G1への出場も逃し 去年に久し振りにG1出場を果たし、最終戦でようやく一勝を挙げた裕二郎と IWGP2冠やG1のV2を達成している現在の内藤とでは、かつての相棒同士とは言え、余りにも大きな差が付いてしまっています。
かつてNO LIMITとしてタッグを組んでいた頃は、先輩な事も有り 裕二郎の方が格上だったし、これまでの2人の通算対戦成績は意外にも裕二郎が19勝3敗と大きく勝ち越しているにも関わらず、この6年間で2人の立場は逆転どころか、すっかりトップ選手と中堅選手に、落ち着いてしまっていました。
だからこそ裕二郎には、内藤に対して並々ならぬ思いがあるだろうし、これまでは表立って内藤の事を意識している様な素振りも見せて来ませんでしが、このG1直前に、気になる相手として遂に「内藤ちゃん」と名前を挙げたのです。
これはジェラシーを剥き出しにして来た状態で、シングル戦を迎える事になりそうなので、公式戦での対決が俄然楽しみになって来ました。
2015年に内藤がロスインゴを立ち上げてからは、シングル対戦も無ければタッグですら ほぼ絡みは無かっただけに、久々の元NO LIMIT対決と言う事もあり注目度がグンと上昇したと言えます。
内藤と袂を別ってからの裕二郎は、バレットクラブの構成員みたいな感じで、その他大勢の中に埋もれてしまっていますが、元々レスリングの猛者である裕二郎が弱い筈は無いんです。
きっかけさえあれば いつでも再浮上出来る筈!ずっとそう思って来ました。
しかし最近の裕二郎のポジションを考えると、優勝戦線にまで絡んで来る可能性は低いでしょう。 それでも どこかで大金星を挙げるだろうとは密かに思っていました。
もしかしたら その大金星が意地とジェラシーを大爆発させた内藤哲也戦かも知れません。