7月24日配信のNJPW STRONGにて、小島聡が挑戦する事になっていたトム・ローラーとのSTRONG無差別級選手権。
王者ローラーが、カール・フレドリックスとの防衛戦後に勝ったにも関わらずに敗者のフレドリックスに鞭打つ行為をした為に、それを黙って見ていられなかった小島が、ローラーに突っかけた事で実現した今回のタイトルマッチ。
日本の新日本ファンからすれば、思う所は小島の王座奪還だと思います。
アメリカの地での無観客試合と言う事で、小島としてもやり難さはあったかと思いますが、小島は良く頑張りました。
ローラーのMMA仕込みの関節技や 掟破りのマシンガンチョップを喰らう等して苦しめられながらも キャリアに勝る小島が、盟友天山の得意技も繰り出し、徐々にペースを引き寄せ勝利は目前と言う所まで王者を追い詰めたのですが、トドメのラリアットを狙った場面で、それまで大人しくセコンドに付いていたクレイトスが、小島の足を引っ張って妨害行為。
ここまで一切手を出さずに、妨害はしないと思わせるのが作戦だったのでしょうね。最後の最後で小島が勝負をかける場面で妨害をしたのが、効果的にハマってしまいました。
そこから息を吹き返したローラーが、胴絞めスリーパーをガッチリ極めて小島は絞め落とされてしまい、無念の敗戦となってしまいます。
これは残念過ぎる結果。
今度こそ小島の王座戴冠、第三世代の復権等を夢見ていたのですが、またしても もう一歩の所でチャンスを逃してしまいました。
それにしてもクレイトスの邪魔さえ無ければ・・・
とは言っても あれがクレバーな王者ローラーの闘い方なので、小島も想定内の事だっただろうし 今回はまんまとローラー陣営の術中にハマってしまったと言う事でしょうか?
何にせよ残念な結果ではあります。
ただ 負け試合を見ても 小島が劣っているとは思いません。
可能であるなら もう一度ローラーに挑んで欲しいのですが、小島のNJPW STRONG参戦は、これで一区切りとなってしまうのでしょうか?
かつて2度目の挑戦で、ロブ・コンウェイを撃破してNWA世界ヘビー級を奪取した時の再現をしてくれる事を願っているのですが、小島に再びチャンスは訪れるのか?
・・・あると信じています。
そして有るのなら今度こそチャンスを掴んでくれるとも思っています。