4/18日のNOAH 後楽園ホール大会で行われたGHCヘビー級選手権の前哨戦。
武藤敬司&丸藤正道vsマサ北宮&中島勝彦
この一戦で王者・武藤が、挑戦者の北宮に監獄固めで、まさかのギブアップ負けと言う衝撃の結末を迎えました。
潮崎豪から王座を奪い 清宮海斗に防衛した武藤にとって次の挑戦者が北宮と言うのは、北宮には失礼ながら過去の相手に比べると一枚落ちると言うか・・・「武藤の防衛は確定かな」と言うのが、正直な印象でした。
勿論 北宮もNOAHのトップ勢に何度も勝った事があるし ここ数年の成長は素晴らしいのですが、タイトルマッチとなった時の武藤の勝負強さは、昔から武藤を見てる人ならば、誰もが知っている事なので、今後の展開を考えてもここで、北宮に不覚を取る事は、まず無いかなと思ってました。
しかし この前哨戦での武藤から勝利は、とてつもなく大きいです。
もともと格的にも北宮が、武藤に勝てるかどうかは正直な所 微妙だったので、監獄固めに極めて もがく武藤をヘットバットで黙らせた上での完全なギブアップ勝ちと言うのは、大きなインパクトを与えました。
反則絡みや丸め込みでもなく 正攻法で「北宮は武藤に勝てる」と言う事を見せつけた事で、本番のタイトルマッチでももしかしたら・・・と言う印象を植え付けたのは、本番を観る人にとっては、大事な事です。
「どうせ武藤が勝つんでしょ」みたいな先入観を少なからず払拭は、出来た筈ですからね。
NOAH参戦後の武藤、2度目の黒星と言うのも大きなインパクトを与えた要因の一つです。
武藤vs北宮は、武藤の王座戦過去二戦に比べて 注目度がイマイチ低かったので、今回の北宮の勝利が王座戦を盛り上げる為のカンフル剤になったのは、間違いないでしょう。
まぁプロレス界のジンクスに習って前哨戦で負けた方が、本番では勝つ!と言う線も捨てきれませんが、今の北宮には武藤越えの期待も充分に出来ます。
果たして本番のタイトルマッチは
武藤敬司の王座防衛か?
マサ北宮の王座奪取か!?