3月20日に行われた新日本プロレス・仙台大会では、ニュージャパンカップの準決勝が行われていましたが、その最中 3本のベルトを抱える3冠王ジェイ・ホワイトの姿がそこにありました。
と言っても あくまで見た目だけの話ですけどね。
第4試合で、飯伏&棚橋&オカダ vs ジェイ&KENTA&裕二郎
第4試合位で組むには、勿体ない位の豪華カードですが、その試合中に異変が起こります。
震度5の地震が宮城県を襲い 試合は一時中断となってしまいます。
僕も仙台在住で、この日は自宅にいたんですが、結構な揺れが長時間続いていたので会場に居たお客さんは、さぞ不安だったでしょう。
会場の照明もかなり揺れてましたからね。
宮城は10年前の大震災や 先月の地震もあったばかりなので、本当に会場に居たお客さん達は怖かったと思います。
そんな中でも飯伏は、お客さん達に「落ちついて」とジェスチャー付きで、リングサイドを周っていて こういう対応は、さすが現在の新日本を引っ張るIWGP世界王者ですね
試合中のこの規模の地震は、経験もないだろうに、試合中断から20分ほどの休憩を急遽とって スタッフが安全確認や情報収集に奔走。
この後の事を協議に入った訳ですが、この間も飯伏をはじめ棚橋やオカダもお客さんに声をかけつつ 待機しているお客さんを退屈させない様に、ポージングを披露して記念撮影タイムを設けたり エアーギターを披露したりで、とにかく不安を和らげるれる様に、出来る限りの事をやっていました。
突発的な事態にも関わらず 選手やスタッフ達の対応は、本当に素晴らしかったと思います。
その後とりあえず安全も確認されて 次に大きな地震が来た場合は大会中止と避難場所の指定をする事で、どうにか試合は再開される事になったのですが、控室で待機していたバレットクラブの面々が、リングに戻ってきた際にジェイ・ホワイトが3本のベルトを抱えて来たのは、一瞬「???」となってしまいました。
IWGPヘビー級
IWGPインターコンチネンタル
NEVER無差別級
この3本を さも自分の物の様に、抱えながら入場してきました。
どうやら控室に戻る際に、本部席に預けてある飯伏と棚橋のベルトを どさくさに紛れて持ち帰った様です。
華麗なる3冠王者の誕生です
いやいやいや 単なる火事場泥棒ですwww
結局リングに戻ると同時に本来の持ち主達に、ボコボコにされてベルトは取り戻され あっという間に無冠に戻ってしまったんですが、こういうアクシデントの際にジェイのアドリブと言うかプロレス頭が、キラリと光った瞬間でしたね。
ヒールと言う立ち位置を考え お客さん達を励まし続けた棚橋達とは違うやり方で、お客さんを楽しませていました。
今回は試合中の大きい地震と言う 起こって欲しくないアクシデントでしたが、突発的な場面で、どんなパフォーマンスを見せてくれるかで、その選手のプロレス頭が問われると思います・・・そして分かった事は、やはりジェイは面白い。
この地震で、分かった事
新日本という会社と選手達の対応力
そしてジェイ・ホワイトの面白さ(素晴らしさ?)でした。