現在 コロナウィルスの感染拡大を抑える為に、政府の要請により
プロレスのみならず 色んなスポーツで興業の自粛を余議なくされている中
苦肉の策として日本中で無観客試合が、行われています。
プロレスで言えば つい先日スターダムでも行われたばかり。
新日本プロレスも無観客試合を行い 動画サービスで配信すると言う案も有った様ですが、今回は見送られています。
しかし新日本プロレスの歴史を紐解けば 過去に無観客試合が行われた事は数回あります。
1987年のアントニオ猪木VSマサ斎藤の巌流島決戦
1991年の馳浩VSタイガー・ジェット・シンの同じく巌流島
2004年の棚橋弘至VS村上和成の両国国技館 金網デスマッチのU-30王座戦
今 無観客試合が、世間で話題になってる事もあってか
この3試合が、新日本プロレスワールドで、新たに配信されていました。
なので16年振りに、棚橋VS村上を視聴してみたのですが
これは・・・・
やっぱりプロレスで無観客試合ってのは、やらなくても良いです。
今回の無観客試合の案を却下したのは、正解だったと思います。
お客さんの歓声が無い試合なんて 何だか寂しいし
リングの外に、お客さんが居ない風景も寂しい
入場してきても 勝利しても空しい。
この状況で、内藤哲也VS高橋ヒロムなんて黄金カードを切らなくて
本当に良かった・・
それで、今回配信された棚橋VS村上を観た感想なんですが
これが、なかなか酷い(汗)
今の棚橋では、考えられない位グダグダな試合
やはりケンカマッチでは、村上に分が有るようで、試合終盤に
劣勢になる棚橋ですが、エンセン井上が乱入してきて村上をボコボコ。
そこから息を吹き返した棚橋がジャーマン二連発からのドラゴンスープレックス!
そのまま場外に転落した村上を 棚橋が踏みつけながら金網に押し付け
あっさり棚橋の逆転勝利。
これは、有る意味 お客さんを入れなくて良かったかも・・・
少し辛口になりますが、プロレスとしても格闘技としても
どちらも中途半端になっちゃってて お世辞にも面白い試合とは言えません。
この頃の棚橋は、頑張ってる割りには客の支持を得られず
必死にもがき苦しんでいた時代です。
せめて ここからあと3~4年後の棚橋なら この状況でも
もっと面白い試合を作れたと思うんですよね。
成長過程の棚橋のケンカマッチって事で、貴重な試合ではあります。
この時代は、闘魂三銃士が活躍した黄金時代から 暗黒期に差し掛かった頃
黄金期の頃の強気な姿勢が、まだ抜けていなかったのか
無観客で、U-30のタイトルマッチを組むのも凄いけど
無観客で、両国国技館でやるのはもっと凄い!
動画配信の無い時代に、良くこんな事をやったもんだ。
今見ると20代の頃の棚橋のウルフカットもとても新鮮です。