棚橋新社長がTV王座奪取!

昨年12月23日に、新日本プロレスの新社長に就任して大きな話題を呼んだ棚橋弘至。

 

選手兼社長と言う事で、二足の草鞋を履くことの難しさを指摘して 選手兼社長に対しての賛否はある物のそれでも棚橋社長に対する期待は大きな物。

恐らく歴代社長の中でも最大級なのではないでしょうか?

 

それだけにリングの上でも大きな戦果を残して、当初の予想など吹き飛ばして「棚橋は社長と選手の両立をしてみせた」と周囲に証明して欲しいのですが、社長としての初陣となった1月2日のノア大会では、残念ながら敗戦してしまっています。

しかし その2日後に棚橋社長はやってくれました。

 

1年に渡りNJPW WORLD認定TV王者を守り続けた 初代王者にして絶対王者のザック・セイバーJr.を撃破して 棚橋社長は第2代TV王者に輝いたのです!

これまで棚橋は、何度もザックに手痛い目に会わされていて、本人も口にしていたように、相性的にザックは決して得意な選手ではないと思いますが、文字通り新日本のリーダーとなった棚橋の覚悟はひと味違いました。

 

ザックと高度なグラウンドの攻防を繰り広げたかと思えば、間接技と丸め込みが交互に飛び交う技術の応酬。

一撃必殺のザックドライバーだけは、完璧にディフェンスしてみせ、そこからは、永遠に続くのでは?思わせるかの様なフォール合戦を制して棚橋がフォール勝ち。

 

一年も王座を守り続けたザックの牙城を遂に崩す事に成功したのです。

丸め込みと言え見事な勝利

結果的には全盛期に比べて、増量気味の肉体が功を奏したのかも知れません(笑)

 

これまでは当然ザックのイメージしか無かった同王座に、これからは棚橋色が加えられる事で、どんな王座になっていくのかは非常に楽しみな部分ですね。

 

試合後のリング上で棚橋は

「久しぶりにシングルのチャンピオンになりました。そして皆さん、明けましておめでとうございます。改めて、報告があります。この度、新日本プロレス代表取締役社長に就任しました。

皆さんのこの応援をこれからも続けてもらえるように、新日本プロレスの選手全力で戦っていきます」と所信表明

いやぁ 棚橋が王者なって本当に良かった。じゃなけりゃ この所信表明も格好がつかないですからね。

 

更には「レスラー棚橋は世界ヘビーを目指す、G1優勝を目指す、選手としての高みをもう一度見る。社長としてはコロナ禍以前の熱狂を目指す。大谷翔平選手が二刀流やってますけど、社長とレスラー、棚橋流の二刀流。色々な所で無理が生じてくるんじゃないかと思われますけど、疲れないですから。これから新日本の社訓には『疲れない』が追加されます」

と選手としても社長としても高みを目指す事を宣言。

頼もしい新社長です。

 

もちろ口で言うほど簡単な事じゃないのは当然ですが、棚橋ならやってくれる…そんな期待感はあるんですよね。

社長就任一発目の自団体のビッグマッチでしっかりと結果を出した事で、実に幸先良いスタートを切ったとも言えるし、会社のみならず選手達を引っぱっていく旗頭としては、2024年 最高のスタートをきれました。

 

TV王座がどう変わるのか?

新日本の景色がどう変わるのか?

コロナ禍前の日常がやって来るのか?

そして棚橋がIWGP世界に届く日はやって来るのか??

気になる部分は多々ありますが、棚橋社長の手腕に期待ですね。

 

そして この試合後に改めて思ったのは、棚橋弘至にはやっぱり

ベルトが良く似合う!

って事ですね。