発表にも適切な時期があるでしょ

新日本プロレスは、2024年に控える1.4東京ドームのメインイベントで、IWGP世界ヘビー級選手権に、G1覇者・内藤哲也が挑戦する事を正式発表しました。

 

まぁG1覇者がIWGPに挑戦するのは、例年通りなんですが、正直な所このタイミングで?

という感じですね。

 

9月19日の記者会見で、10月9日の両国国技館大会で、SANADAの持つIWGP世界ヘビー級王座の防衛戦としてEVILが挑戦し、その勝者が王者として東京ドームのリングに立つ訳ですが、この場で併せて内藤の挑戦が発表された事に、少々疑問はあります。

近年の新日本では、G1覇者に挑戦権利証が与えられ ここからドームに向けて権利証の防衛戦が行われていくので、本来ならこのタイミングでは、ドームでの挑戦は正式発表とはなりません。

昨年に関しては、権利証システムの撤廃の為に、G1終了後から早々にG1覇者オカダのドームでの挑戦が発表されたのですが、今年も引き続き権利証システムは無しだというのに、何故か一ヶ月が経っても何の発表もなく その間に内藤が自作の権利証を作っちゃう始末。

 

権利証の自作については、内藤なりの話題作りや、ここからドームまでの戦いに意味を持たせようとしていると考えられるので、非常に内藤らしいとは思うんですが、あくまで手書きで自作の権利証なので、どこまでの価値があるのかは、ちょっと微妙でした。

それでも会社が何の発表もしない以上は、形だけでも内藤が手書きの権利証を懸けて 既に決定しているジェフ・コブと間で、防衛戦を行うものだと思っていました。

あくまでパフォーマンス程度だとは思いますが・・・

 

しかし このタイミングで内藤のドームでの挑戦が決まってしまうと、コブとの一戦はG1で敗れている内藤のリベンジ以上のテーマは無くなってしまいます。

仮に内藤vsコブの試合に、権利証が懸かっていたとしても 残念ながらそこでコブが勝つと予想する人は少ないとは思いますが、何も懸かっていない試合となると内藤も言う様に「勝っても負けてもリスクの無い試合」という事になってしまいますからね。

これでは、コブも少し気の毒です。

 

やっぱり発表するタイミング

ここに尽きます。

内藤vsコブが終わった時点での発表だったら、また違ったんですけどねぇ。

 

というか、そもそも挑戦権利証自体が賛否のあるシステムだったし、それが無くなるのなら昨年の様に、G1終了後すぐに内藤の王座挑戦を発表するのが、望ましかったでしょう。

更にはAbemaの独占生中継の発表のついでのような形で、今回の発表がされた事も良くありません。

これらの件については、絶対に内藤からクレームが入るとは思っていましたが案の定でした。

昨年のオカダの時は、会社も早い行動を見せていたのに、内藤の時だけ発表は遅いわ Abemaのついでだわでは、そりゃあ文句も言いたくなるでしょう。

 

もう終わった事はしょうがないですが、色々な事情があったにせよ新日本には全選手平等に扱って欲しいし、迅速な対応を望みたいです。内藤哲也

ングの上の闘いも勿論大事ですが、こういった会社側の対応は、やはり大事だなと感じさせられます。