約一年半に渡り 全日本プロレスに参戦を続けていた永田裕志。
9月10日にホームである新日本プロレスの東金大会で、元気な姿を見せてくれましたが、その試合後には遂に現役生活の最終地点を明かしました。
永田は現在55歳
全日本でも最高王座である3冠ヘビー級王座を獲得するなど、年齢を感じさせない活躍とコンディションの良さを見せていますが、自信のキャリアが既に引退への「カウントダウン」に突入している事を認めています。
年齢的に「そろそろ」なのは、誰しもが分かっていた事ではあるんですが、いざ”引退”の2文字がチラついてくると寂しいものがありますね。
スポーツ選手ならば誰しもに訪れる”引退”ですが永田には、このまま時が来るのを待って 密かに引退していく気などサラサラありません。
残り少なくなってきた永田のキャリアの中で、最終地点として自ら定めたのが、新日本の最高王座であるIWGP世界ヘビー級王座を獲得する事。
IWGPヘビー級ならば2度の戴冠と当時の最高防衛記録を持っている永田ですが、生まれ変わったIWGP世界ヘビー級に関しては、戴冠どころか挑戦経験もありません。
元々永田は、G1クライマックスこそ卒業していますが「IWGPに関してはこれからも狙っていく」と発言していたし、現役を退く前に、最後にIWGP世界ヘビー級を巻きたいと思うのは当然の事でしょう。
しかし ここ数年の永田は、どうにも大人しい印象が強かったので、ハッキリとIWGP世界ヘビー級の名前を口にした事が嬉しくもあり頼もしくもあります。
若い頃の永田は、そりゃあもう野心に満ち溢れていたので、再びIWGPを口にした永田を見ていると、まるで昔の永田が帰ってきた様です。
闘魂三銃士に噛みつき、会社の棚橋中邑路線に反発し、周囲に気など使う事などなく ひたすら上だけを見て永田は激動の時代を駆け抜けて来ました。
やっぱり永田裕志は常に、上をみていてこそ。
永田が今 IWGPをハッキリと口に出したのには、1年半の全日本参戦が大きかったと言います。 新日本には居ないタイプの大型選手の攻撃を何度もその身に受けた事で、15歳は若返ったと自負している様に、自分の中で何かが変わった意識があったのでしょう。
それを考えると永田を甦がえらせてくれた全日本には感謝です。
永田がIWGPを目指すと言った以上は、よほどコンディションが悪化しない限りは、当分は引退は無いと思いますが、問題は新日本が永田にチャンスを与えるかなんですよね~
まぁ永田が、時のIWGP王者に土をつける様な事があるか、或いは王者に火をつけるような展開になれば、会社も永田の王座挑戦を認めざるを得ないでしょうから、これからの永田に期待ですね。
史上最年長のIWGP世界王者
永田裕志がなったら面白いと思います。