N-1辞退の清宮海斗がG1に懸ける想い

今年のG1クライマックスは、出場メンバーもブロック分けも決まり、日々 期待感が高まってきていますが、史上最多となる出場者の中でも 注目株と言えるのは、やはり只一人の他団体枠であるノアの清宮海斗でしょう。

 

清宮は年齢こそ、海野翔太ら新日本プロレスの新世代と変わりませんが、数年前からノアのエース格として第一線で闘い、既にノア最強の証であるGHCヘビー級王座奪取、N-1制覇などの輝かしい実績を持っています。

そんな実績を持っている清宮が、ノア代表として新日本のG1に出るという事は、かなりのリスクを背負う事になるので、G1には相当な覚悟をもってやって来る事でしょう。

G1でも主役になる

そう断言する清宮は、宿敵オカダ・カズチカの居る適地とも言うべき新日本に、敢えて乗り込んで来るのだから、G1に対しては並々ならぬ想いがあります。

 

そこで気になっていたのが、G1後半戦と日程が微妙に被っているノア最強を決める「N-1victory」

日程さえ上手く調整すれば、同時参戦は不可能では無かったかも知れませんが、今回 清宮が下した決断は

N-1出場辞退

 

正直に言うと清宮には、自身の所属するノアのリーグ戦を大事にして欲しかった気持ちはあります。

清宮ならば、両方で好成績を残す事も可能でしょうが敢えてそれをしなかったというのは「出るからにはG1に全てを懸ける」との想いがあったのでしょう。

 

もちろん身体の負担を考えての事もあったと思います。

しかし二足の草鞋を履いてG1とN-1の両方を制覇出来る程 どちらも甘いものじゃない事は充分に分かっていた上での選択で、オカダに散々悔しい想いをさせられてきた清宮が今 優先すべきは新日本で存在感を示す事

ノア内での闘いを充実させたいと頑張っている清宮からすれば、怪我でもないのにN-1を辞退してしまうというのは、かなり心苦しかったと思いますが、今は自分の為とノアの為に、G1で結果を出す事こそが最優先と判断した結果です。

それをノア上層部も納得してくれた上での今回のG1参戦とN-1辞退。

 

そこまでしてG1参戦を決めた清宮の覚悟は本物なので他団体参戦とは言え、清宮にはノア代表として頑張って貰いたいし、まずは怪我なくG1を完走して欲しいですね。