3.19新日本プロレス群馬大会で行われたニュージャパンカップ準決勝が終了して、遂に21日の決勝戦で相まみえる2人が決定しました。
大会が始まった直後から、こうなる事は何となく想像していた人も多いかもしれませんが
SANADAvsデビッット・フィンレー
この2人が、春の最強決定戦を闘う2人です。
この対決はなかなか興味深い一戦というか、両者の現在の背景を考えれば、お互いを取り巻く状況が大きく絡み、新日本プロレスの今後の流れにも関わってくる大一番となりそうです。
フィンレーは、ジェイ・ホワイト追放後のバレットクラブに突如として加入し、5代目リーダーを名乗るもそれを快く思わない一部のメンバーと衝突している中、自身がバレットクラブを仕切る事を全員に認めさせるには、やはり実力行使。
NJCを優勝して、自らがリーダーに相応しい事を力で示すしか有りません。
一方のSANADAは、昨年末からの大スランプでトンネルに迷い混んでいる最中で、活路をこのNJCで結果を残す事に求めています。 その為に自身のポリシーに反する頭から落とす技を解禁して、長年在籍していたLIJをも脱退してタイチらと合流した今、SANADAが最も欲しい物・・・”結果”という物をその手に掴むしか道はありません。
SANADA、フィンレー共に、今までとは違う環境に飛び込み、それが間違いで無かった事を証明する為にも、ここでの優勝する事が非常に大きな意味を持ってきます。
SANADAの方は、いくら結果が欲しいとは言っても新たな環境に身を置いた事だし、例え優勝出来なかったとしても今後の展開次第では、スランプから脱出する事も出来ないわけでは無さそうな気もします。
まぁ本人からすれば一刻も早く 結果が欲しいのでしょうが。
ただフィンレーの方は、少し状況が違います。
現在バレットクラブ内部はメチャクチャになる寸前なので、ユニットをまとめる為にも一刻も早く結果を手にして自身が”リーダーに相応しい存在”である事を証明する必要があります。
エル・ファンタズモなんかは、フィンレーに対する不満は爆発寸前ですからね。 KENTAにしても表だって反発はしていない物の「ファンタズモの気持ちは分かる」としていますから、いつメンバー達がフィンレーに敵意を剥き出しにしてくるかは分かりません。
その点から考えると、一刻の猶予もないフィンレーの方が有利かな?とも思いますが、自分の予想なんて余り当たらないので何とも言えません(汗)
「長岡じゃ、テメエの顔が形が変わるまで殴る。終わってからも更に殴り倒す。そんでテメエを正式なゴミとしてリングから叩き出してやる。」
とかなり物騒な発言で、SANADAを挑発するフィンレーと外道。
フィンレー政権の本格始動か
SANADAの完全復活か
不穏な空気の漂うNJC決勝戦は、かなり大荒れの展開となる事は、間違い有りません。