ジェイ・ホワイトの追放後 リーダー不在に揺れるバレットクラブですが、このタイミングでユニットに加入してきて波紋をよんでいるのは、デビット・フィンレーの存在。
明確にフィンレー自らが新リーダーになると名言した訳でも、傍らに付いている外道が名言した訳でもありませんが、その立ち振舞いを見る限りは、フィンレーがバレットクラブのトップに立とうとしているのは明らか。
そんなフィンレーに、表だって反発しているのは、エル・ファンタズモ。
フィンレーとファンタズモは、タッグを組んでいても不穏な空気が流れ、試合後にはお互いの批判も聞こえてきて、今後の展開にも注目が集まっていましたが、ここに来て遂にフィンレーがバレットクラブを牛耳る為に動き出しました。
「俺を見ろ。俺の才能、俺の可能性を。オーカーンでは到底、太刀打ちできないのがわかっただろう。俺は何世代にもわたる、それぞれの時代で最強かつ最高だったレスラーの血筋が生んだ傑作だ」
「世界最強の男でも、戦争で勝つには数が必要だ。だから俺は、殺す可能性も殺される可能性もある場所に身を置く事にした。俺はこの選択のリスクも分かっている。でもリスクを取らないキャリアがどんな物になるかは、みんな見てきた筈だ。だから他人が好むかどうかなど関係なく、俺がリーダーだ」と遂に、明確なリーダー宣言がフィンレーの口から飛び出しました。
これに、他のメンバーがどう反応するのかが気になる所。
今まで反発こそしていた物のファンタズモは、バレットクラブの為だと割りきって ハッキリとしたアクションは控えていました。
しかしこのフィンレーのリーダー宣言で、流石のファンタズモも動き出す可能性があります。
他のメンバーにも同じ思いを持っている選手も居るかも知れません。
これに関しては、フィンレーがリーダーになる事に対して不満を持っている選手には同情してしまいます。 ここは新参者を新リーダーとして迎え入れるのなら外道あたりが、他のメンバーと事前にきちんとコミュニケーションを取っておくべきでしたね。
フィンレーとしても この業界でノシ上がる為に、新日本を選びバレットクラブを選らんだのだから、生半可な気持ちでは無いとは思います。
「BCの仕事は俺の後ろについてくる事ではなく、俺を前へと押し出すことだ。そして俺が時代をゴールドに塗り替える。俺は、BCが俺に率いられるのを待っていたから入った訳じゃない。BCが俺に使われるのを待っている武器だったから入ったんだ」とバレットクラブを自らのステップアップの為に、利用できると踏んだからこそのバレットクラブ加入だった事も堂々と明かしています。
ここまで、真意をハッキリと明かしてくれると、逆に清々しいし分かりやすいのですが、不満を持つメンバーからすれば「ふざけるな!」となっても、おかしくはありませんね。
こうなってくると、もはや話し合いというよりもリング上で、フィンレーが他のメンバーを武器として使うに相応しい存在である事を示すしか有りませんね。
今回のNJCで、その答えが出るかも知れません。