3.9ノア後楽園ホール大会で、全日本プロレスの世界タッグ王者組が乱入。 東京ドームで幕を開けたノアvs全日本が、本格的に開戦しようとしています。
この日は、拳王&中嶋勝彦&征矢学の金剛が6人タッグに勝利し、退場しようとした所に突如として現れたのは、全日本プロレスの世界タッグ王者である青柳優馬と野村直矢。
そのベルトを掲げながら畏怖堂々と登場し、ノアのリングに並び立ちました。
青柳は「おい、拳王! 世界タッグチャンピオンの俺達が来てやったぞ。あんた、このベルトに挑戦したいんだろ?」と21日の全日本の東京・大田区総合体育館大会での世界タッグ防衛戦に挑戦者として指名。
ノアのリングに世界タッグ王者が現れたのは、サプライズではありますが、まだ20代の2人の行動力は素晴らしいですね。
確かに青柳は、先月の東京ドーム大会における全日本vsノアの対抗戦で、自らが拳王に敗れノアに星を献上しているので、拳王はリベンジすべき相手なのですが、まさか王者自らが挑戦者を指名しにやってくるとは。
動く時を見極めて、その時に動く事が出来れば活路を開く事に繋がる場合もあるので、青柳&野村の行動は素直に称賛したいです。
王者組が自ら乗り込んできたとあっては、拳王にも断る理由はありません。
「確実に諏訪魔が挑戦するより、俺達が挑戦した方がビジネスになるよな。俺達が挑戦してやるよ」と拳王&征矢で挑戦する事を受諾。
それと同時に、次期王座挑戦を狙っていた諏訪魔をチクりとする事も忘れないのは流石です。
「ビジネス云々」に関しては、確かにその通りですね。
同じ団体の諏訪魔が挑戦するよりは、他団体のトップレスラーの挑戦を受けた方が、話題にもなるし集客にも繋がるでしょうから、青柳もそれを分かった上でのノア乱入でしょう。
拳王に「ビジネスが分かってるな」と言われた時に、うんうんと頷いてたのは少し面白かったですが、敵のノアはもちろん 味方の全日本勢にも微妙にディスられてた諏訪魔さんの立場がないですね(笑)
決戦2日前の19日のノア横浜武道館大会では、同じく拳王&征矢のGHCタッグ王座への挑戦も決まっているので、拳王達にはいきなり2冠王のチャンスが巡って来た事になります。
拳王は「GHCタッグ王者になって、世界タッグチャンピオンにも俺達はなるぞ!」と言うと、2つのベルトを統一する事も宣言
統一した暁には、王座の名称は
GHC世界タッグ
と変える事もぶちあげたのですが、これは全日本側としては、とんでもない話。
一応「世界タッグ」の名称も入ってますが「GHC世界タッグ」にされたのでは、ほぼほぼ「GHCタッグ」のイメージしかありません。 自分達の至宝である世界タッグの歴史どころか、名称すらも無かった事にされそうな勢いなので、全日本側としては意地でも負けられません。
もし拳王達が19日にGHCタッグを獲った場合は、ダブルタイトルにでもして貰わないと、ワリに合わない様な気もしますが、そこいら辺はどうなるんですかね?
両チームの団体の威信と王座の権威をかけた闘いは、今から楽しみですが今後に繋がる流れも産み出されそうではあるので、そこも楽しみな部分。
それはそうと拳王がベルト獲りをアピールする度に、隣でベルトを腰に巻くジェスチャーをちょいちょい挟んでくる征矢さんがちょっと可愛かったです(笑)