3.6大田区総合体育館・旗揚げ記念日で行われたニュージャパンカップ一回戦のデビット・フィンレーvs石井智宏。
衝撃の展開は、何の前触れも無く突如として訪れました。
先に入場したのは、フィンレーの方でしたが、ビジョンにはバレットクラブのロゴが映し出され、髪を黒く染めコスチュームを一新したフィンレーが入ってくると、その傍らには外道。
これが意味する物は、そうフィンレーのバレットクラブ加入という事です!
2月19日サンノゼ大会で、ジェイ・ホワイトが、エディ・キングストンに敗れ新日本追放が決定した際に、ジェイの背後から突如現れたフィンレーが、シレイリで一撃し「お前にはこの会社があるのに出ていくって!? お前の手の平にこのビジネスがあるっていうのにだ。それなら俺がお前から奪ってやる! 」と悪態を突きながら語った言葉は、全てここに繋がっていたんですね。
フィンレーがバレットクラブを奪う?
と言う事はフィンレーが、ジェイに代わり新リーダーになると言う事なんでしょうか?
現時点では、そこまではハッキリと明かされませんでしたが、この発言からするに恐らくそういう事なんでしょう。
少なくともこの日の試合を見る限り、新リーダーとして主張するだけの説得力は間違いなくありました。
小細工無しな真っ向勝負で、あの石井を完全撃破。グランビーロールなどの丸め込みではなくトラッシュパンダで文句無しの3カウントを奪ったのは大きいでしょう。
「友人や道場仲間はいらない。家族さえも。俺の使命はIWGP世界王座を取る事なんだ。これを利用して、深い所までいく。過去の過ちを乗り越えるんだ。これは俺のカップ。これは俺のクラブ。これは俺のビジネス。そして、これは俺のワールドだ」
一時期は新日本離脱も噂され、来日すらも途絶えていたフィンレーですが、まさかのバレットクラブ加入。
この発言から分かるように、フィンレーは、いよいよ新日本で天下を取る為に、動き出すようです。
現時点では実績不足の面は、確かにありますが、それはこの一年で大きく変わるかも知れません。
SANADAが大きくクローズアップされる今年のNJCですが、このデビット・フィンレーの変貌ぶりや闘いぶりを見れば、新たな旋風を巻き起こす可能性は、かなり大きそうです。