「所詮はドラゲー」
「YAMATOなんか雑魚だろ」
ジュニア夢の祭典に、ドラゴンゲートからエントリーが予定されているYAMATOに対して SNS等でこんなメッセージがアップされていると言います。
所詮?雑魚?
あのYAMATOに対してなかなかエゲツない事を言いますね。
一部の新日本ファンの発言だと思いますが、これは同じ新日本ファンとしても聞き捨てならないですね。 大好きな新日本を応援するのは構わないですが、必要以上に他団体の選手達を小馬鹿にするのはどうかと思います。
しかもYAMATOの事を雑魚だなんて・・・知らないにも程があるでしょ!
ドラゴンゲートやその流れを汲む団体は、どれだけの名選手を輩出していると思っているんでしょうか・・・
現在の新日本のエースであるオカダ・カズチカだって、新日本で新弟子から再デビューを果たしたとは言え、元はドラゴンゲートの源流でもある闘龍門出身。
現在のJr.ヘビー級の中心選手である 石森太二だってそうです。
それを馬鹿にする事は、自分の推している新日本をも馬鹿にする事にも繋がるんですけどね。
移籍組のドラゲー系の実績
ドラゴンゲート系の団体から新日本に流れて来た選手は多く、そんな選手達の実績をザッとまとめてみました。 この実績を見たらドラゲーを馬鹿になんて出来ないと思います。
オカダ・カズチカ |
IWGP世界ヘビー級 |
IWGPヘビー級 |
G1クライマックス優勝 |
ニュージャパンカップ優勝 |
鷹木信悟 |
IWGP世界ヘビー級 |
NEVER無差別級 |
KOPW |
NEVER無差別級6人タッグ |
IWGPJr.タッグ |
ニュージャパンカップ準優勝 |
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.準優勝 |
石森太二 |
IWGPJr.ヘビー級 |
NEVER無差別級6人タッグ |
IWGPJr.タッグ |
U-30タッグトーナメント優勝 |
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.準優勝 |
スーパー・ジュニア・タッグ・リーグ準優勝 |
ミラノ・コレクションAT |
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.優勝 |
以上の通り 新日本に移籍して来たドラゲー系の選手は、いずれも主力選手になっており、生え抜き選手となんら変わらぬ実績を誇っています。
移籍選手が居ると言う事は、新日本の首脳陣にも高い評価を得ているから・・・と言う事を今回批判していた人達は、頭に入れておいた方が良いですね。
スポット参戦のドラゲー系の実績
今度は所属選手では無く 外敵もしくはスポット参戦と言う形で、新日本のリングに上がった選手達の新日本での実績をまとめてみました。 大きなインパクト
CIMA |
ニュージャパンカップ ベスト8 |
リコシェ |
IWGPJr.タッグ |
NEVER無差別級6人タッグ |
ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.優勝 |
スーパーJr.タッグトーナメント優勝 |
リコシェの活躍が素晴らしかったのを覚えている人は、未だに多いと思いますが、NJCに出場したCIMAも後藤洋央紀を撃破してのベスト8なのだから、大したものです。
後はスーパーJr.に参戦した選手も数名おりリーグ戦突破とはいきませんでしたが、昨年はエル・リンダマンが、前IWGPJr.王者だったエル・デスペラードを撃破していますね。
他にもPACも獣神サンダー・ライガーを破る活躍を見せていたし、今回話題になったYAMATOにしても成績は2勝4敗と負け越しではありましたが、その2勝が当時の新日Jr.の二大巨頭であるライガーと金本浩二からの勝利だったのだから、その価値は大いにあります。
しかも当時のYAMATOは、キャリア3年程だったから驚きですね。
同じくスーパーJr.に出場したB×Bハルクだって負け越したとは言えインパクトを残しています。
J-CUP1回戦で、ライガーに敗れたEitaにしてもそうです。
ドラゴンゲートは見下せる程レベルの低い団体では無いし、そもそも自分の好きな団体や選手を上げる為に、いちいち他を下げるのは、感心しません。
自分の好きな団体や選手に誇りを持つのは良い事ですが
「俺の好きな団体なこんなに凄いんだぞ」
これだけで良いと思います。
好きな団体や選手は、それぞれ違うでしょうが、同じプロレスファン同士なら好きな所を貶された気持ちは、誰よりも分かる筈だから、そんなにギスギスしないで、楽しくプロレスを見れば良いと思うんですけどね。