2022年に「史上最大の大物」としてノア参戦を果たした小島聡は、GHCヘビー級奪取に始まり、GHCタッグをも奪取でメジャータイトル完全制覇の記録を打ち立て、まるで全盛期を思わせるかの様なの活躍ぶりでした。
GHCタッグを奪取した時のパートナーは杉浦貴。
2人は同じ年齢とはいえ、キャリアに9年もの差があり これまで歩んできた道のりも全く違う為に、接点もほぼ無かったので、杉浦とのタッグでGHCタッグ挑戦となった時には、どうしても唐突感は否めませんでした。
実際に急造タッグとあって、余り息も合っていないようで、試合後のコメントもお互いにチグハグ 。
このチーム大丈夫かいな・・・と思ったものですが、まさかのGHCタッグ奪取で、最高の結果を残す事となりました。
そして2人は、どこかで見た事のあるポーズを決めながら「タカ&サトシ」のチーム名も発表。
チーム名までつけての本格的なタッグ結成に関しては、少々思う所がある人も居るでしょうね。
そう 小島には、「テンコジ」として かれこれ23年もタッグを組み続けてきた れっきとした正パートナーの天山広吉が居るからです。
もちろん杉浦が駄目だとか、嫌いとかそういう話ではなく、小島には天山という正パートナーが居るのに、小島が違う場所で違うパートナーを見つけた事について、天山がどう思っているのか・・・そして小島本人がどう思っているのか?が気になる所ではあります。
小島がノアに参戦しているのは、会社の都合やその他 大人の事情があるのだろうし、あくまでタカ&サトシは、小島のノア参戦時のパートナーという事なんでしょうが、アニマルとホークとパワーの関係を少し思い出してしまいます。
小島が日記で明かしてくれたのですが、GHCタッグを獲った時に天山から「ベルトを獲れてよかったね」と祝福のメールがあったそうなのです。
何という大人の対応
少しくらいジェラシーを感じても良さそうな物なのに、天山の人の良さが滲み出てますね。
一方の小島の方は、杉浦とのタッグ名を何故「タカコジ」とか「スギコジ」にしなかったのか?という声に対して
「コジという呼び名はテンコジでしかない」
と答えています。
小島は杉浦とのタッグは、当然大事にしているでしょう。 しかしチーム名に「コジ」と入れるのは天山とのタッグだけ。 つまり「テンコジ」以外にコジは絶対に入れないと言う決意を明かしてくれました。
この言葉を聞いて少し嬉しくなりました。
やはり小島にとって天山とのタッグは、特別な物だったのですね。
今は離れた場所で活動していますが、小島の活躍を素直に祝福する天山と、いつでも心は天山と共にある小島の姿は、正しく日本が誇る名タッグチームだと思います。
小島は今は、ノア参戦と「タカ&サトシ」に全力を注いで貰い、そしていつかノア参戦が一段落して 新日本に戻ってきたら、再び新たな「テンコジ」を見せて貰いたいです。