6月1日のAEW大会で、突如としてテーマ曲と供に新日本プロレスの棚橋弘至が姿を現し、AEWのファンに大きなインパクトを与えましたが、棚橋がAEW世界王者のCMパンクの前に立った事で、両者の王座戦が5月27日の両団体の合同興行Forbidden Doorで実現する事が濃厚となっていました。
これが実現すれば日米のプロレスファン歓喜のドリームカードだったのですが、まさかのパンクの負傷発覚で欠場が発表されてしまいました。
残念ながらドリームカードは白紙に戻ってしまいました。
せっかく棚橋に訪れた大チャンスだっただけに、このドリームカードが消えたのは痛恨ですが、レスラーである以上は怪我は付いて回るので、こればっかりはしょうがないでしょう。
しかし棚橋にとってチャンスは、完全に潰えたわけではありませんでした。
欠場で王座戦に穴を空けたとなれば、日本なら返上になりそうですが、パンクは王座を持ったまま怪我の回復に努める事になります。
代わりにAEW代表と新日本代表で、暫定王者決定戦を行い その勝者が時期はまだ未定ですが、CMパンクとの王座戦を行う事が決定しました。
これはこれで面白そうな展開。
せっかく新日本とCMパンクが絡むのだったら、少し位ひっぱるのもアリかも知れません。
AEW代表は、9日に行われるバトルロイヤル優勝者vsジョン・モクスリーの間で行われ これに勝った方がAEW代表となります。
モクスリーの特別待遇が少し気になりますが、実際に大物だから致し方ないのか?
一方の新日本は、12日の大阪大会での棚橋vs後藤洋央紀の勝者が新日本代表となります。
元々挑戦者として濃厚だった棚橋は当たり前として、何故ここで後藤なのかは正直クエスチョンが付きますが、後藤にとっても これは想像していなかった大チャンスが舞い込んできた形となった訳です。
しかし棚橋からすればスムーズに挑戦出来る事がほぼ決まっていただけに、余計な回り道をする事になってしまいましたが、ここで躓くわけにはいかないでしょう。
今一度のしあがる為の打開策として、USヘビー級王者だった経験をいかしてアメリカに活路を見いだしたと言う棚橋は、少なくとも王座挑戦までは何としても漕ぎ着けたい筈。
ましてや相手のAEW代表には、因縁のモクスリーが出てくる可能性があるので、大阪の後藤戦は絶対に落とせない一戦です。
2022年も折り返し地点を迎え、今年の棚橋が再び新日本のトップに返り咲くには、こんな所で足踏みはしていられないでしょう。
これまで何度も激闘を繰り広げてきた後藤戦。
USヘビー級王者時代には、実現させる事の出来なかったモクスリー戦。
そして世界のスーパースターのパンクとの王座戦。
棚橋が乗り越えなければいけない山は、なかなか険しいかも知れません。
後藤やAEWの選手達もこのチャンスを逃すまいと、王座奪りに向けてそれこそ死に物狂いで、リングに立つでしょう。
パンクがいつ頃に復帰できるのかは未定ですが、パンクが復帰する頃には時期挑戦者として棚橋弘至にドンと構えていて貰いたいです。
一度実現しかけるも白紙に戻ってしまったドリームカードの行方は、棚橋弘至にかかっています。
パンクvs棚橋
ホントに見たい!