打・投・極を極めたテクニシャンと名高い 永田裕志 ですが、これまでの長いキャリアの中で、使わなくなった技も含めて 永田は実に多くの技を使って来ました。
せっかく技名まで付けたのに、ほぼ使っていない技なんかは勿体ないですよね。
スペシャルサンダーローリングドライバー
まるで漫画のキャラが使いそうな、長いネーミングの技に見おぼえが有るでしょうか?
開発したは良いが、ほぼほぼ使っていない永田の幻の技です。
まずはブレーンバスターで相手を投げつつ、ロックを放さずに起き上がると今度は、垂直落下式ブレンバスターを炸裂させ、再びそのまま起き上ると最後に、サンダーデスドライバー(旋回式垂直落下式ブレーンバスター)を決める1連の流れを一つの技として スペシャルサンダーローリングドライバーと言う。
2007年に当時まだヤングライオンで、著しい成長を見せていた裕次郎に初披露し、見事にこの技で勝利を飾っていますが、現在ではほぼ使われていないレアな技です。
正直・・・新技と言う程の技でもないですね・・・(汗)
ぶっちゃけて言うと、単に既成の持ち技を連続で決めるだけなんで、この手の技を一つの技にしてしまうと、それこそ何でもアリになってしまいますよね?
例えば、起き上がりこぼしジャーマンのラストをドラゴンスープレックスで、投げる選手も居ますが
永田理論でいくと、それらも全て新技です(笑)。
3連発を4連発にするだけでも新技になってしまいます。
そこいらは本人の匙加減ひとつな訳ですが、何でもかんでも名前を付けて 連続攻撃を一つの技にしてしまうのは、永田に限らずプロレス界には結構ありますが、それは余り好きな風潮ではありません。
ただ技の好き嫌いは別として、スペシャルサンダーローリングドライバーは、要するにブレーンバスター3連発な訳ですが、一回ごとに「通常」→「垂直落下式」→「旋回式垂直落下式」と一段階ずつ進化させていっているのは、面白いなとは思いましたね。
と言っても この独特なネーミングセンスには、思わずツッコミを入れたくなる人も多いでしょう。
2004年に、サンダーデスドライバーが初公開された時も大概でしたが、今回は更にその上を行くスペシャルサンダーローリングドライバーですからね。
まるでドラゴンボールのMr.サタンの必殺技みたいだもの
永田は優れたレスリングテクニック と センス を持ち合わせていますが、同時に優れたネーミングセンスも持ち合わせていらっしゃる様で・・・(笑)