小島聡のGHC挑戦決定!どうして新日ではこれが出来ないのか?

4.30 NOAHの両国国技館大会のメインで王座奪取に成功した潮崎豪の前に、次期挑戦者とした姿を現した小島聡ですが、これを受けて 6月12日さいたまスーパーアリーナでの潮崎豪vs小島聡のGHCヘビー級選手権が正式決定しました。

 

”X”として小島が出て来た時には、失礼ながら「えぇぇぇ」と思ってしまいましたが、まさか こんな展開が待っていようとは思いもしなかったので、結果的に”X”が小島聡で本当に良かったです。

そもそも普段の新日本の小島に対する扱いが、おかしかったんですよね。

51歳と言うレスラーとしての全盛期はとうに過ぎている年齢ではありますが、そんな年齢を感じさせないコンディションの良さとラリアットのド迫力は、シングル王座挑戦をしたって何らおかしくは無い物だと常々思っていたので、今回のGHC挑戦は非常に嬉しく思います。

 

新日本は40歳を過ぎた選手から徐々に、第一線からフェードアウトさせていく傾向にありますが、プロレスは多少年齢を重ねたって キャリアとインサイドワークでどうにかなるし、何より”存在感”と言う物はプロレスでは大事な要素なので、その点 小島をはじめとした第三世代はまだまだ全然やれるので、年齢だけで弾かれてしまうのは本当に勿体ないです。

あの棚橋弘至ですら 徐々に後退していってますからね。

第三世代より若い 真壁刀義なんかは、もう何年も大舞台のリングに立っていません。

 

小島が最後に新日本でシングル王座に挑戦したのは、2016年のNEVER無差別級以来ですからね。 もう6年ですよ! 海外の他団体やストロング等では挑戦はしてますが、国内で6年は余りにも長すぎる!!

王座戴冠に至っては2014年のNWA世界ヘビー級以来 縁がありません。

IWGPにまで限定してしまうと 2012年に棚橋に奪われて以来です。

 

ハッキリ言って新日本での小島の扱い方は「飼い殺し」に近い所があったので、他団体とは言え小島が活躍してくれるのなら 小島ファンとしては嬉しい限りです。

新日本の方針として”若い選手をスターに据える”と言うのは分かるし、エースがオカダ・カズチカで在るべきと言うのには異論は有りません。 実際に現状だとそれが一番良い戦略なのは間違いないでしょう。

だからと言って 小島らベテランに大したテーマを与えず 連日の様に人数合わせのカードに押し込むのには不満だらけです。 若手や格下の”壁”に徹する事も団体にとっては、大事な役割ですが、もっとベテラン達にもスポットライトの当たる舞台を用意してあげても良いのでは・・・? と言うのが、個人的な意見です。

メインを張れるほど動けない選手ならともかく、小島や永田はまだまだ第一線に居ても遜色ない位の輝きは、充分に放っていますから。

 

タイトルに絡む事だけが、その選手の有効な使い方・・・と言う訳ではありませんが、どうしてNOAHでこれだけ小島を輝かせているのに、新日本では出来ないのか・・・? 

 

マンネリを防ぐ意味でも 新日本は少しだけでも方針の転換を考えても良いのではないでしょうか??

 

逆にNOAHでは、拳王あたりがまた「ここは老人ホームじゃねえぞ!!」って騒ぎだしそうですけど。