4.9 新日本プロレス両国国技館大会で、これまでウィル・オスプレイが示唆していたユナイテッド・エンパイアのJr.ヘビー級の新メンバーが、遂に明らかになりました。
セミファイナルで行われた IWGPJr.ヘビー級選手権
王者エル・デスペラードvsSHOは、予想通りの展開となり王者は、SHOのダーティファイトに散々苦しめられながらも 一度はに手にした凶器を投げるなど、あくまで自分の美学を貫く闘いを見せ、最後はピンンチェロコでSHOを振り切り、王座防衛を果たしました。
試合後には次の挑戦者として現れたのは、石森太二。
デスペラードにとっては、昨年のスーパーJr.で敗れている難敵ですが、リベンジの機会がある事はデスペラードにとっても好都合なので、石森の挑戦を断る理由は何処にも無い筈。 それだけに石森の挑戦はほぼ確定的でしたが、石森がデスペラードに対して返事を求めた その時!
突然場内が暗転します。
しばしの静寂の後 場内に再び灯りが付くとデスペラードと石森の眼前に立っていたのは、フランシスコ・アキラでした。
髪の毛も短くなり髭も蓄えていた為に、一瞬誰だか分かりませんでしたが、そこに居たのは紛れも無くアキラです。
そして来ていたジャージの前を開けると その下にはユナイテッドエンパイアのTシャツが!!
オスプレイが仄めかしていたUEの新メンバーとは、大方の予想通りにフランシスコ・アキラだったのです。 意外性こそありませんでしたが、有る意味納得の人選とも言えます。
そして マイクを握ったアキラは一言。
「BEST OF THE SUPER Jr.』で会おう。BRUCIARE」
次期シリーズのスーパーJr.への参戦表明をすると リングを去って行きましたが、この舞台でのアピールをしたと言う事は、アキラの新日本デビュー戦は、いきなりのスーパーJr.参戦という事になりそうです。
アキラは全日本プロレスでは、世界ジュニアヘビー級を奪取して、今年2月にJr. BATTLE OF GLORYでも優勝をしている程の若き実力者。
オスプレイが自信を持って送り出して来るだけあって、新日本のJr.戦士達も気を引き締めて行かないと 喰われてしまう事は充分にあるので、今年のスーパーJr.はアキラが台風の目になる事は間違いなさそうです。
アキラ絡みの公式戦は、どれもこれも新鮮で楽しみですね!!
スーパーJr.の方は楽しみが増えて良いのですが、後になって思ったんですけどアキラが出て来るタイミングちょっとおかしかったですよね?
石森が王座挑戦を求めている時に、割り込んできておきながら アキラが口にしたのは「スーパーJr.参戦表明」であって「王座挑戦」ではありません。
じゃあ何で、このタイミングで割り込んで来たんだよ!!
石森の挑戦表明の途中で出て来るんなら 普通は挑戦権を強奪しそう物ですが、現時点では王座挑戦する気は無かったみたいです(笑)
石森にも攻撃を加える事無く 帰って行ったアキラは、普通に良い人っぽそうでした。
取り敢えずIWGPJr.に挑戦表明をしたのは、石森だけなので挑戦決定。
アキラも表明したのは、スーパーJr.参戦だけなのでほぼ確定。
デスペラードも以前から名前を出していたアキラが新日本にやってきたし、リベンジを果たすべき相手の石森とも王座戦が確定的。
ヒールユニット ユナイテッドエンパイアの新メンバーである フランシスコ・アキラが場内を暗転させてリング上に乱入して来たと言うのに、誰も痛い思いをする事も無く 損をする事も無く 全員が望むとおりの展開になったと言う・・・実に平和的な乱入劇となりました。
これはこれで面白かったカモ・・・