近年のプロレスでは、危険極まりないリバースチキンウィングから垂直に落とす技が多発しています。
いわゆるダブルアーム式のパイルドライバーで、高橋ヒロムも同系の技を稀に使う事があるのですが、これはハッキリ言うと個人的には、物凄く微妙な技のチョイスです。
ただヒロムのは少し形が違っていて 中腰にさせた相手の正面で両脇の上から自身の両腕を差し込み、相手の首筋の上まで両手を回しクラッチする。
そこから垂直になるまで相手を抱えあげ 開脚ジャンプを加えながら脳天から突き刺す荒技である。
ヒロムのオリジナル技で、2018年に初公開。
一般的なダブルアームパイルドライバーとは、腕の差し込み方が逆なので違う技には成るんですが、この持ち方だと相手を持ちあげ難くなっているだけで、余り意味は無い様な気はするんですが・・・・
形が違う以上は、一応オリジナル技にはなるので、オリジナリティを意識するのならば使い続ける意味は有るでしょう。
ただ この手の危険な垂直落下技は、余りヒロムに似合わない様な気もするんですけどね。
まぁ充分に危ない技は、結構使っちゃってますが、これはやっぱり違います(あくまで個人的な意見)
ここから必殺のTIME BOMBに繋ぐのが、2018年に入ってからのヒロムの必勝パターンで、この連携にさえ持っていければ、確実に3カウントを奪う事が出来ていました。
でも この頃はTIME BOMB単体でもまだ一撃必殺だった時代だし、わざわざDの悪夢を繋ぎに使う必要など全く無く、決まれば確実にフォールを奪えていたのに、Dの悪夢を繋ぎ技として布石にした意味が、ちょいと分かりませんでした。
そもそもDの悪夢自体が、危険極まりない強烈な技なので、その気になればDの悪夢だけで、余裕でフィニッシュホールドに出来る筈なんですが、これを繋ぎ技にしちゃうのは駄目ですよ。
開発当初は何度か、フィニッシュになっていた事は有りましたが、徐々にTIME BOMBへの繋ぎ技になり、そのうち滅多に使われる事は余り無くなっていきます。
やはり危険過ぎるが為の判断でしょうか?
現在では使用頻度は高くは有りませんが、ここぞと言う時には繰り出されます。
それでも やっぱり繋ぎ技なんですけどね。
う~~ん
ヒロムは好きな選手なんだけど このDの悪夢みたいな危険な大技を単なる繋ぎ技しちゃうのは、どうにも技の無駄遣いが酷い様な気がするんですよね。
好きな選手だけに、残念すぎる部分です。