未だに新日本最高峰のIWGP世界ヘビー級王座には絡めないACE棚橋弘至ですが、今の棚橋には一つの目標があります。
IWGP USヘビー級王座奪回
KENTAに10月に奪われたUSヘビー級王座を奪回こそが、現在の棚橋の最優先行動。
このタッグリーグ戦の最中から棚橋は、KENTAにリマッチを申し込む等 アピールを散々して来ましたが、肝心のKENTAは「もう棚橋とはやらない」と完全拒否の構え。
まぁKENTAとしては、勝ち逃げした方が美味しいですから、リマッチを実現させるには、何らかの形で実力行使をして認めさせるしか無いと思っていました。
所が急遽、流れが一転。
12月15日の両国国技館大会で、6人タッグを勝利した棚橋の前に、KENTAがビデオメッセージで返答。
「棚橋、いや、ハシ。広島大会の後のコメント、見せて貰ったよ。1か所、噛んでたな。ちゃんと喋りなさい。俺はオマエなんかとやるつもりは無いんだよね・・・と言いたい所だけど、前回、オマエとやった時に背中に突き刺さった机の傷みがまだあるんだよね」
「反則裁定なし、何でもありのノーDQマッチだったらやってやるよ。待ってるよ」
まず、いきなり棚橋の事を「ハシ」と呼んだのは笑いましたwww。
棚橋の事を「タナ」と呼ぶ人は、何人も居ますが「ハシ」と呼んだ人は初めてです。
KENTAは今までの主張とは一転。
ノーDQマッチ ならばと棚橋のリマッチを認めたのですが、棚橋としては試合形式はどうあれ KENTAがリマッチを認めてくれるのなら、願ったり叶ったり。
棚橋もそれを受け入れたので、東京ドームでの2人の対戦は、ほぼ実現するとみて間違いないでしょう。
「とことん、一つの事をやってみようと思います。中途半端に終わったUSヘビー、もう一度、挑戦します」と棚橋は語っている様に、かつてIWGPヘビー級の価値を極限まで高めた様に、今度はUSヘビー級の価値を高め 棚橋ならではの世界観を作ろうと言うのです。
前回の戴冠時は一度の防衛で終わりましたが、棚橋がどんなUSヘビー級の世界を見せてくれるのか・・・そこは確かに気になる所では有ります。
以前の対決では、場外のテーブルに寝かせたKENTAに対してのハイフライフローで、机は真っ二つになり、KENTAの背中にテーブルの破片が突き刺さってしまった事で、KENTAは大ダメージを受けてしまったのですが、報復する為に今回のリマッチを受けた事を考えると次の闘いも相当荒れるでしょうね。
対戦は確定として現時点では、東京ドームの4~5日のどちらに組まれるかは分かりませんが、ルール無用のノーDQマッチで行われると言う事で、今回のKENTAvs棚橋は今までとは違う闘いになりそうです。
しかしKENTAは、喋りも煽るのも上手いし面白いね。