11月20日の沖縄アリーナで開催される RIZIN初の沖縄大会で追加対戦カード発表会見が29日に都内にて行われたのですが、プロレスファンとしても目を引くカードがありました。
北村克哉vsボビー・オロゴン
何とも異色なカードが発表された物です。
現在はプロレスを引退している北村ですが、かつては新日本プロレスで2017年に新日本プロレスでデビューして ヤングライオン杯を優勝するなど将来を期待されていたレスラーでした。
2019年には怪我の為に引退してしまい、ボディビルダーに転向。
2020年には企画物であったもののK-1ルールで、スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也とK-1ルールで対戦、周囲を驚かせましたが結果は敗北。
まぁ これは100%相手の土壌で、トップファイターと勝負したのだから当然の結果だと思いますが、今度のボビー戦はMMAルールでの対決。
レスリング全日本選手権グレコローマン96kg級3連覇、2007全日本大学グレコローマン選手権120kg級優勝。 世界選手権にも3度出場など数々の実績を持ち 抜群のバックボーンを持つ北村なので、安保とのK-1ルールでの闘いと違って 今回は充分に勝機が有ると思います。
気になるのは北村は、自らの立ち位置をどう見ているのか?と言う事ですが。安保戦ではボディビルを広める為の闘いだったと明言していましたが、今回はどうなんでしょうか?
ボディビル代表として闘うのか?
元レスラーとして闘うのか?
出来れば元プロレスラーとして、闘って欲しいとは思います。
まぁ北村のプロレスで活動をしていた期間は、入門から数えてたった4年なんで、本人もプロレスを背負う気なんてサラサラ無いとは思いますが、一度でもプロレスラーとしてリングに立った事のある北村には、頑張って欲しい物です。
ボビーもタレントとしてのイメージが強いかも知れませんが、身体能力は化け物だし 総合であの横綱・曙にも勝利した実績が有るので、格闘技歴は北村の方が長いと言っても楽な相手で無いのは事実です。
ただなぁ・・・ボビーも格闘技に本腰を入れている訳ではないので、せっかく北村がMMAに出ても ボビーとやって勝った時のリターンよりも 負けた時のリスクの方が断然高い様な気がするんですよね。
だからこそ何としても ここは北村に勝って欲しい所です。
現在 新日本で独自のキャラクターを展開して暴れ回っている 北村の同期でもある グレート-O-カーンも、もしかしたらこっそり応援しているかも知れません。