10月10日 NOAHのエディオンアリーナ大阪大会で、N-1 VICTORYを連覇した中嶋勝彦と丸藤正道によるNOAHの頂上決戦が行なわれ、激戦の末に中嶋が丸藤を撃破。
これで中嶋は、実に4年ぶり2度目のGHCヘビー級王者となりました。
丸藤の大技や各種・虎王などの強烈な打撃技に、何度も苦しめられながらも新たな時代を引き寄せる為に、中嶋も鋭い蹴りを中心に応戦。
虎王を捕獲しての奥の手ダイヤモンドボムから、間髪入れずにハイキックを叩き込むと長滞空式のヴァーティカルスパイクで、熱戦に終止符。
NOAHの象徴のGHCヘビー級王座を手に入れたと同時に、もう一つのNOAHの象徴である丸藤政権に、ピリオドを打つ事に成功。
丸藤政権に終止符を打ったと言う事は、これからは中嶋政権を迎えると言う事。
業界No.1を目指す為の闘いに、先頭に立ってNOAHを引っ張っていかなくてはならない ある意味厳しい道のりが、これからの中嶋には待ってると思います。
しかし中嶋には、カリスマ性があると言うか、丸藤にも引けをとらない人を惹き付ける何かがあると思います。
中嶋がGHCナショナル王座を奪取した時もそうでしたが、これから中嶋が描くであろう新しい景色が、楽しみでしょうがないです。
試合後、マイクを持つと天を仰ぎながら
「丸藤正道を食ったぞ。N-1、そしてGHCヘビー。食っても食っても、食いたんねえな」とまだまだ、こんな物じゃ満足していない様子。
確かに王座を獲りはしましたが
自らがNOAHの象徴になれるか?
GHCの歴史にインパクトを残せるか?
王座は獲るよりも守る方が難しいとは良く言いますが、ここから中嶋が成し遂げなければいけない事は山積みなので、本当に大変なのはここからでしょうね。
そして早くも挑戦者として現れたのは、ZERO1の田中将斗。
「俺はまだお前に食われてへんぞ。逆に食い散らかしたるから、挑戦させろ」と宣戦布告。
「別に良いぜ。だがな、この際に言っておくよ。田中将斗、お前も美味しく食ってやる」と中嶋もこれを受託。
N-1で敗れている相手だけに、新王者としても田中は避けて通れない相手でしょう。 ここで田中を乗り越えていかないと新たな時代を作る事など到底できないので、中嶋にとっては早くも試練が訪れた感じです。
最後に中嶋は「時代が動くぞ。やっと手につかんだGHCヘビー、俺がNOAHだ!」と新時代の到来を高らかに宣言。
前回の中嶋政権は、まさかの伏兵エディ·エドワーズに敗れ 中途半端な形で王座を明け渡しているので、今度こそ中嶋の作る新時代を見せて欲しいですね。