棚橋が生き残りに不安。オーエンズにまさかの敗北!

10月4日 新日本プロレス後楽園ホール大会

現在開催中のG1クライマックスで、またもや波乱が起きました。

 

棚橋弘至vsチェーズ・オーエンズ

この日の第一試合で組まれた公式戦ですが、この試合に関しては棚橋が無難に勝利すると思っていた人が多いでしょう。

オーエンズは、今年G1初出場を果たすも、ここまで4戦全敗で未だ0点。

一方の棚橋は、ここ数年格下だった選手に負ける事も珍しくなく、下降の一途を辿っていましたが、今の棚橋はコンディションも戻ってきており、何より日本人初のIWGP USヘビー級王者にまで輝き、徐々にACEとして復権しつつあります。 

開幕戦こそオカダ・カズチカに敗れていますが、ACEがここでの取りこぼす事は普通ならば考えられません。

 

”まさか”の事態が起こるとすれば、オーエンズの必殺のパッケージドライバーが炸裂した時。

エゲつなさには定評のある一撃必殺のパッケージドライバーが完全に決まってしまえば、トップレスラーとてフォールを返せる選手は、そうそう居ないでしょう。

 

しかし、その”まさか”が起こってしまいました。

棚橋がかなり強烈な張り手を見舞うなど、優勢に試合を進め貫録を見せるも、オーエンズの巧さも所々で目立ち、最後は危惧していたパッケージドライバーが完璧な形で決まり、文句なしの3カウントが入ってしまいました!

オーエンズとしては、あの棚橋に勝ったのだから殊勲の勝利と言えるでしょう。

この一勝で、オーエンズが勢いづく事も考えられます。 もしかしたら今後のリーグ戦で更なる大物食いも有るかも知れません。

 

棚橋としては痛恨の一敗。

現段階で全勝中のオカダとジェフ・コブを2点差で追走していただけに、ここでの敗戦は余りにも大きな一敗となるかも知れません。

この一敗が優勝争いに大きく響く事は間違いなく、オカダ達の残りの試合にもよりますが、棚橋は大きく後退してしまいました。

 

現在はまだG1の真っ最中なので、終わった時の事を考えるのは早いかも知れませんが、試合後のアピールからしてもオーエンズは、間違いなく棚橋の持つIWGP USヘビー級を狙って来るでしょう。

その資格も充分に有るし、棚橋もオーエンズは避けては通れない相手になってしまいました。

 

G1には魔物が住んでいると言いますが、今年のG1も何が起こるか分かりません!!