一般的なプロレスラーのイメージと言えば、身長185cm位で100Kg以上の大男・・・と言うのは一昔前のプロレスラーのイメージでしょうか?
新日本プロレスでは、随時新弟子を募集しており、現在も履歴書を郵送で受け付けているので、いつでも書類審査に挑む事が出来ます。
その募集条件を見ていて、ふと思ったのですが「18歳から23歳までの180cm以上の健康な男子」とありますが、今の時代にこの募集条件は如何なものだろう?
過酷なスポーツなので、健康な男子なのは当然として、年齢も少し幅が狭いような気もしますが、一番気になったのは180cm以上と言う部分。
一昔前なら大きい人しかプロレスラーにはなれないと言うのは常識でしたが、全体的に小型化が進んでると言われている現代のプロレス界で、この身長制限は敷居が高過ぎる様な気がします。
現在の新日本で活躍しているヘビー級選手を見てみると(あくまで公式)
オカダ 191cm
オーカーン 188cm
矢野 186cm
永田、天山、小島 183cm
SANADA、後藤 182cm
棚橋、飯伏、真壁、本間 181cm
内藤 180cm
鷹木、EVIL、裕二郎 178cm
KENTA 174cm
石井 170cm
確かに大きい選手もそれなりには居ますが、既にデビューしてる選手とはいえ180cm以下は駄目と言うのなら現在の主力の鷹木やEVILまで弾かれてしまいます。
彼等は身長が足りないから駄目なレスラーと言う訳では全く無いし、それ所か大きい選手と闘っても何ら見劣りしない素晴らしいレスラーです。
Jr.ヘビー級の選手を見てみても
田口 180cm
邪道 178cm
ワト 177cm
SHO、金丸、タイガー 173cm
BUSHI、外道 172cm
ヒロム、YOH 171cm
石森 163cm
デスペラード 不明
180cmに達してるのは、田口だけなんですよね。 この現状を考えると身長制限があるとJr.ヘビー級の選手が余り入ってこない事になります。
身長が低くても 身体に厚みを増してヘビー級で闘う選手に、体重的にはJr.ヘビー級のままで敢えてヘビー級に挑戦する選手。
今の時代はやり方も色々あるので、昔のように180cm以上と言う制限をかける必要は無いと思います。
新弟子募集の謳い文句は「来たれ未来のメインイベンター」
こう謳っているのに、凄まじい才能を持った179cmの若者が居たとしたら、みすみす未来のメインイベンターを逃がす事になりかねません。
新日本出身ではありませんが、163cmしか無くても石森は、今の新日Jr.には欠かせない素晴らしいレスラーだし、170cmのライガーにしたって今更 語る必要はありませんよね。
新日本の軸となるのはヘビー級だろうし、そりゃあ大きいに越した事はありませんが、だからと言って身長だけで全てを決めるのは、余りにも勿体無い。
せめて身長制限は、170位まで引き下げて見込みがありそうなら、それ以下の身長でも入門させる形を取るのが、ベストじゃないでしょうか。
大きいレスラーが居れば、小さいレスラーも居たって良いと思います。