Jr.タッグリーグ戦中のYOHに対するSHOの裏切りのショックアローは、観ている多くの人に衝撃を与えました。
入門から現在に至るまで、常に苦楽を供にしてきた２人だけに、まさかの裏切りにあったYOHの心中は察するに余りある所ですが、そこに至るまでのSHOの胸中も気になる所ではあります。
リーグ戦期間中から不調の中で、自分を見失ったかのようにYOHが、何度も繰り返し発言していた「何か違うんだよ」と言うのは、3Kというチームへの違和感だったと言います。
「何か空気感が違ったと言うか…。試合中も波に乗れなくて、試合に集中しにくいというか。SHO君は普通に接してくれるし、でも何か違うんだよな、３Ｋがいつもと…」と感じてたと言いますが…となると裏切りの原因は、リーグ戦中のYOHの不甲斐なさに業を煮やしたのではなく リーグ戦の序盤から…もしくは開幕前からSHOの腹は、決まっていたのでしょうか？
少なくとも二人の間に、3Kと言うタッグチームに対しての温度差が、あった事は間違いありません。
YOHの欠場中から評価をあげ続けてきて GLEAT参戦で自身初となるUWFルールでも勝利をあげるなど 自分一人の力で手応えをつかんできた今のSHOからすれば、3Kと言うタッグは、もはや足枷に感じる様になってきたのかも知れません。
それでも「３Ｋを良くしていきたい」とチームとしての活動を優先してきたYOHからすれば今回のSHOの行動は許しがたいもの。
数日が過ぎた所で、気持ちを切り替えれたのか、あの温厚なYOHがSHOに対しての制裁宣言をしました。
「造反計画は、いつからだよって言いたいですけど、今はちょっと落ち着いて…怒りが沸いて来ましたけどね。僕はCHAOSにずっといますよ。ショックアローはユニット離脱の覚悟を決めた一発だったと思ってます。あれに関してはやり返さないと気が済まないですね。初めてのケンカ、大ゲンカですよ」
最も信頼していた相手からの裏切りなだけに、YOHのSHOに対する怒りは相当なもの。
あの裏切りのショックアローには、大きな衝撃を受けましたが、遺恨清算をすべく これから抗争に突入するであろう 元3K対決には、目が離せなくなってきました。
CHAOS内での抗争となるのか、YOHはCHAOS残留を表明している事からSHOが、他ユニットに移籍するのか？
そこは現時点では、まだ分かりません。
裏切りからの解散には、残念な部分も確かにあります。しかし、この抗争をきっかけに、SHOは勿論ですが、精彩を欠いていたYOHもブレイクしてくれれば、今後の新日Jr.は、きっと良い方向に進んでいきます。
波紋を呼んだ今回の造反劇。
結果的に良い方向に、転がってくれれば良いのですが…