NOAHの8月1日の広島サンプラザで、丸藤正道vs桜庭和志の間で行われたGHCヘビー級選手権。
この異色対決は、桜庭の変幻自在の間接技に苦しめられながらも ここ広島サンプラザは三沢光晴が最後にリングに立った地なので、丸藤としては絶対に負けられない一戦。
桜庭の猛攻を凌ぐと 師匠譲りのエメラルフロウジョンで突破口を開き 虎王から虎王·零と繋いで2度目の防衛に成功しました。
NOAH内に置いても一般的に知名度抜群の桜庭に、防衛出来たのは大きいですね。
Jr.時代から含めて 王者になっても余り長期政権のイメージの無い丸藤なので、せっかく武藤敬司からベルトを奪って 杉浦貴、桜庭和志と強豪相手に勝ってきたのだから、今回はそろそろNOAHの象徴として せめて年内くらいは、防衛をし続けて欲しいです。
そして気になるのは、次期挑戦者ですが9月12日から開幕する「N―1 VICTORY2021」の優勝者を指名。
同時に、自身はリーグ戦不参加を表明。
「文句があるなら勝ち上がってくればいいじゃないか。偉そうだろ? 偉そうに言うけど、これでも一応チャンピオンなんだ」
丸藤はチャンピオンの権限をフル活用して、こう言い放ちましたが、良いですね!
チャンピオンなんだから 何でも好きな事を言う権利はあります。チャンピオンなんだから偉そうにしても全然良いと思います。
リーグ戦に丸藤が、不参加なのはつまらないと言う人も要るかも知れませんが、こうする事で全員が目の色を変えて リーグ戦制覇を狙いに来れば、リーグ戦も面白くなるしNOAHも盛り上がるでしょう。
ひょっとしたら コンディションに不安がある為に、チャンピオン権限で負担のかかるリーグ戦は辞退と言う側面もあるかもしれませんが、それならそれでタイトルマッチでは質の高い試合が観れると思います。
しかし最近の丸藤は、言いたい事を言う様になったので、魅力が増したように感じます。
役職についてからの丸藤は、会社の事を考えてか自分は一歩引いたスタンスで、若手の底上げや周りの選手の引き立て役に徹していた部分もあったので
「言いたい事を言う やりたい様にやる」
今の丸藤のこのスタンスは、非常に魅力的に映ります。
それこそ若手時代に、三沢や小橋に挑んでいった時の様な野心溢れる丸藤正道が、帰ってきたかの様な感覚こそあります。
会社や全体の事を見るのも大事かもしれませんが、丸藤はまだまだ第一線の現役レスラー。
天才ならではの自由な発想で、自分の事を第一に考え、偉そうな発言をする位が丁度良いと思います。