6月27日 全日本プロレスに、遂に新たな世界が広がりました。
これまで安定した強さで、全日本を引っ張っていた三冠王者の諏訪魔が、コロナウイルスの陽性反応が出たとして無念の王座返上となった事を受け 新たな三冠王者を決める為に、宮原健斗、ジェイク·リー、青柳優馬の三人による前代未聞の巴戦による 三冠王者決定戦が行われました。
初戦で宮原が青柳に貫録の勝利を収めた物の 2戦目3戦目ではジェイクが、チャンピオンカーニバル優勝の勢いそのままに、宮原と青柳に連破で巴戦を制して新・三冠王者となりました。
伝統の三冠戦を巴戦で行うと言うだけでも 前例が無い事なのに三冠初戴冠となるジェイクの登場で、今後の全日本は今までにない新たな流れになっていきそうな予感がします。
毎回 シングル王座初戴冠の選手が王者になると楽しみなのが、新たな王者が生まれた事で、団体の景色がどう変わるか?と言うこと。
全日本のカラーをジェイクのカラーその物に、変えてしまうのか?
その前に、他の選手が王座を奪い返して ジェイクの時代になるのを未然に防いでしまうのか?
王座の防衛は、奪取するよりも難しいと言いますが、歴史ある王座を戴冠したからには、ジェイクには、しばらくは防衛を重ねて貰って ジェイク流で自分のカラーに全日本を染め上げて もっともっと全日本を面白くして欲しいですね。
そんな景色を見てみたいです。
これまでは諏訪魔以下の世代は、宮原一強だったのに対して 同じ年のジェイクが遂に横に並び立った事で、本格的に未来の全日本は2強時代に突入する事になると思われます。
「全日本も新時代を迎えたか!!」という この展開は、全ての全日本ファンもワクワクする展開だと思いますが、今回は2戦2敗と言う不本意な結果に終わった青柳とて ここからの巻き返しを図っている筈。
なりふり構わず強引な位でも良いので、チャンスを手繰り寄せて近い将来に、宮原とジェイクに並ぶ事が出来れば 更に面白くなります。
闘魂三銃士、四天王、新闘魂三銃士に代表される様に、例え敵味方に分かれていても 同世代のトップ選手は3~4人位が望ましいので、青柳にもますます発奮して上に食らいついていって欲しいですね。
勿論 新世代の台頭なんて 無念の返上をしてしまった諏訪魔が許す筈も無いので、厚い壁の諏訪魔を乗り越えて行く事が、新世代の使命。
当面は諏訪魔が復帰しだい ジェイクに的を絞って来るのは間違いないので、ジェイクvs諏訪魔の世代闘争も注目です。
「諏訪魔に引導を渡して専務に専念させる」とジェイク本人も語っている様に、新王者となったからには、前王者の諏訪魔に勝って 新たな景色を作り出す事が、ジェイクの責務と言えるでしょう。
それにしても 若い選手の台頭は、未来を感じられて良いですね!!
伝統ある全日本のリングでの若者達の闘いから 目が離せなくなってきました!