新日本プロレスは、コロナ禍による緊急事態宣言の延長を受けて、6月6日に予定されていた大阪城ホール大会を同6月7日に延期すると発表。
同時にIWGP世界ヘビー級王者ウィル・オスプレイが、首の負傷により返上し空位となった王座を大阪大会で、オカダ・カズチカと鷹木信悟の2人で争う事も合わせて発表された。
新設間もない空位の最高王座の決定戦に、誰がエントリーされるのかは気になる所でしたが、これなら納得の人選です。
誰よりも早く 決定戦への出撃を表明した鷹木と次期挑戦者だったオカダの対戦
これなら文句の付けようも無い決定戦だと思います。
鷹木以外の選手が誰も名乗りを上げない事に対する不満は、かなり有りましたがオカダに関しては、この期間 実はコロナウイルスに感染しており 奥さんを実家に帰し 練習をする気も起きない程に弱っていたので、とてもじゃないけど声明を発表できるような状態では無かったので、さすがにしょうがなかったでしょう。
しかし新日本の若きエースのオカダが、この緊急事態に黙っている筈がありませんでした。
その時期は、黙って体調を元に戻す事に専念して 26日後楽園ホール大会に姿を現し コロナウイルス感染からの復活をアピール!
「オカダ・カズチカ元気です!」と力強く言い放ちました。
その上で「オスプレイは返上となりましたけど、いま俺みたいな人間が王者になって盛り上げないとダメだと思ってるので必ず王者になります」と宣言
この緊急事態に、オカダが声を挙げてくれる事で、安堵した新日本ファンは多いでしょう。
鷹木が駄目と言う訳ではないけど、こう言う時には新日本のアイコンであるオカダなり棚橋なりが動いてくれれば、落ち込んでいる新日本に活気が戻るのは言うまでも有りませんから。
まぁ棚橋もIWGP世界ヘビー級に行きたくない訳ではないでしょうが、NEVERを失いコンデイション的にも落ち込んでいる現時点で、自分の立ち位置を考えたら王座決定戦に出たいと言う発言は、なかなか出来なかったのかも知れませんが・・・
つい最近 オスプレイに挑戦して敗れてばかりなのに、王座決定戦へ出る事を表明した鷹木の図々しさを少しは、見習っても良いと思うんですけどね(良い意味で)
何にせよ王座決定戦へのアピールをしたオカダと鷹木が、エントリーされたのは至極当然の事で、結果もそうですが試合その物がうんと楽しみではあります。
ニュージャパンカップ一回戦で、屈辱の敗戦を喫したオカダのリベンジと言うテーマもあるし、鷹木がいよいよ新日本の最高峰に手が届くのか!?と言う興味も有ります。
3度目の対決となるオカダvs鷹木の試合は、凄い試合になるのは分かり切っている事なので、あとは新王座となり新時代となった新日本プロレスの勢力図が、どう書き換えられるのか待つのみです。