NOAHの5月15日 後楽園ホール大会で、武藤敬司vs丸藤正道の前哨戦として 6人タッグで両者が激突
普段は同じエムズアライアンスの仲間として活動する2人ですが、王座を掛けて闘うとなると話は別。
一流の2人だけに、前哨戦とは言えシャイニングウィザードと虎王の応酬など、素晴らしい攻防を見せてくれました。
しかし 本来なら最も注目すべきである前哨戦に、負けず劣らずの新たな面白い流れも生まれました。
この日は、エムズアライアンスの括りではなく 武藤のパートナーの一人として同じコーナーに立っていたのは、小川良成でした。
小川と言えば、武藤がプロレスラーになってから最も意識してきた男 永遠の恋人と呼ばれた三沢光晴のパートナーを努めていた選手。
その小川が、武藤と組む事で何が起こるのか?
今の今まで、これと言った接点も無く 武藤と三沢がタッグ対決をした際に小川とも対戦した事が有るという程度の絡みしか無かったにも関わらず、意外にもガッチリはまった様で、足四の字固めの二重奏を見せて何と小川が、大原はじめからギブアップ勝ちをスコア。
小川の足4の字フィニッシュも珍しいですが、武藤との共演を狙って来るあたりは、小川にしても武藤とのタッグには思う所あったのでしょう。
単に絵になる場面を作っただけと言う可能性もありますが、そこはプロレスを知り尽くしている小川良成。 この状況でどう動けば自分にとっても美味しいかは、良く分かっているでしょう。
そんな打算的な考えがあったかはどうか、さておき小川の巧さはプロレスリングマスターの武藤を持ってしても 認めた様で
「三沢光晴がなんで横に置いていたか、感じる事ができた。かゆい所に手が届いているというか。今は無理かも知れないけど、遠い未来に小川選手と組んで、タッグのベルトとか狙ってみるのも良いんじゃないかって思いますね」
と小川の事を認めるコメント。
現在は、エムズアライアンスでの活動があるので「遠い未来」と前置きしつつも小川とのタッグに色気を示した様子。
いつになるかは分かりませんが、これは是非 実現して欲しいタッグチーム。
かつては三沢光晴とタッグを組んでいた小川が、今度は武藤敬司とタッグを組むと考えただけで、プロレスならではの夢が有るし 武藤と三沢の物語を番外編的に見れそうな気もします。
これまで接点の無かった2人だけに、タッグ結成と言うのは多少の違和感も有るかも知れませんが、武藤はIWGPや三冠 GHCの王座を奪取した際には、ベルトにキスをするパフォーマンスを良く見せていました。
一方の小川も2002年に、GHCヘビー級を奪取した際には、同様のパフォーマンスを見せています。 旧全日本から続く当時のNOAHで、こんなパフォーマンスがサマになるのは、小川くらいだと思っていた物です。
流石に三冠やGHC常連の四天王が、ベルトにキスってのは考えにくいですしね・・・
そういう面でも非常に色気のある二人と言う共通点も有り、同世代で供に三沢とも縁の深い武藤&小川のタッグは、かなりカッコイイ 絵になるチームだと思います。
ただ「遠い未来」としている武藤と ノーコメントの小川
現時点では、タッグ結成の可能性は薄いかも知れません・・・
しかし・・・1998年に小川が三沢とタッグを結成する直前に、三沢の得意技タイガードライバーを使った事がありました。
そして今度は武藤の得意技の足4の字固めを使った・・・と言う事は・・・タッグ結成はあるかも?